2018年10月08日(月) |
クルマはどこまで大きくなるのか |
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日本の道路は狭い。オレの家の近所の道も狭い。そういうわけで軽自動車に乗り換えた結果とても運転しやすくなった。行き違いで困ることがなくなったのである。道路というインフラを整備するにはとてつもなくゼニがかかる。そんな日本にこの「軽自動車」という規格はうってつけだと思うし、税制などでも優遇されているので登録車から軽自動車に乗り換える人がどんどん出てくるのは当たり前だ。
運転していて前を走ってる3ナンバーのクルマがなんだろうと思って、車名を確認したらなんと「カローラスポーツ」と入っていた。いつのまに大衆車のカローラが3ナンバーになってしまったのだろうか。どうして5ナンバーの規格の中でクルマを作れないのだろうか。そんなことを不思議に思ったのである。
車を買い替えた時に、同じ車名であってももとの車庫の幅に収まらないということが起きる。オレは「同じ大きさ」ということはとても大切なことだと思うのだが、どうして自動車メーカーの人たちはそんな基本的なことがわかってないのだろうか。
オレは人生の中でほんの15年間だけ、3ナンバーのクルマを所有していたことがある。三菱FTOというそのクルマの車幅は1730ミリで、これはオレがクルマを置いているガレージの広さから考えるとほぼ限界だった。クルマを左側いっぱいに寄せて停めることで、やっとオレはドアをあける隙間を確保していたのである。だからオレがそのクルマを買い替えるときにまず第一に考えたことは、「車幅を拡大しない」ということだったのだ。どうして自動車メーカーはそんなことも考えずにクルマを開発するのだろうか。オレはNSXやGT−Rに乗りたいと思うが、そもそもそんなクルマは我が家には置けないのである。光岡自動車のオロチなんて、車幅が2メートル以上ある。欲しいけどもう絶対に無理なのである。
昔の日本車はクラウンやセドリックにもちゃんと5ナンバーモデルが用意されていた。3ナンバーのクルマは税金が高く、それが払える金持ちしか乗らないということになっていたので、ちゃんと5ナンバーの枠内で多くのクルマが開発されていたのである。どうして3ナンバー車の税金を下げてしまったのか。贅沢な車が好きな人からはじゃんじゃん税金を取ればいいじゃないか。ベンツやBMWを買えるような大富豪からはそれに見合った高額の自動車税を取り立てることで、高級車に乗る人間の虚栄心も満たしてやればよかったのである。高額納税車(者ではない)はカッコいいという価値観を世間に広め、税金をたくさん払って乗ってる方々は紳士ばかりだという風潮を広めればよかったのである。
3ナンバー車の税金を安くした結果、いつのまにかベンツやBMWに多くのDQNが乗るようになってしまったのは政策の過ちであるとしか言えない。大阪で見かけるベンツのドライバーのDQN率は異常に高い。なんでこんな残念なことになってしまったのだろうかとオレは嘆いているのである。
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