2018年10月06日(土) |
束の間の快適な日々 |
携帯用URL
| |
|
台風25号が日本海を通過して、さわやかな風が吹き抜ける秋となった。クルマのキャンバストップを外してオープンにして走るのにちょうどいい快適な季節がやってきたのである。しかしこれも束の間のことだ。すぐに寒くなるからだ。ついこのあいだまでは暑くて冷房が必要だった。そしてもうすぐ冬になれば今度は暖房が必須になる。そろそろ灯油も買っておかないといけないだろう。
クルマを運転するときにオレはエアコンをつける。夏はかなりきつめにエアコンをいれている。エアコンの設定温度表示が19度よりも下になると「Lo」と表示されるのだが、いつもそうしている。省エネとは逆行しているのである。ただ風量は最小にしてるので、冷たい風を少しずだけ出してるというのがオレのエアコンの使用法である。もちろん設定をAUTOにしてるとそんな思い通りにならないので、いつもオートエアコンはOFFにしている。高級車はオートエアコンが常識だが、オレのようなへそまがりにはそんな機能は意味がないのである。
家に居るときも扇風機を回して、ゆるめの風が吹いてくるというのがいい。風があるだけで涼しく感じるからである。クルマでもエアコンを切ってる時期に送風モードにしてることもよくある。
こんな時期に眺めのいいところをドライブするなんてこともいいのだろうな。逃亡犯の樋田淳也容疑者みたいに四国を走るのもいいかも知れない。四国と言えば瓶が森林道を走ってみたいのである。爽やかな風の中、オープンにして走るときっと気持ちがいいだろう。せっかくキャンバストップのクルマを所有してるのだから、年に数回でもいいからオープンエアのドライブを楽しみたいのである。
もうすぐ紅葉のきれいな時期になる。そうなると少し肌寒くなるかも知れない。そして混雑する。紅葉の京都は観光客でいっぱいで、高雄とかに行くと渋滞に巻き込まれることとなるわけで、それはちょっと困る。そうなるとこの10月の、紅葉が始まる前の京都というのが出かける時の穴場になるのだろうか。
錦小路で食べ歩きしたり、今宮神社であぶり餅を食べたり、清水寺の参道で試食の八つ橋を食べたり、祇園で舞妓さんを見たり、コスプレの人たちを眺めたり、安井金比羅宮のところにある綿菓子の店に立ち寄ったり、そんな楽しみ方もきっと今が一番快適なのだろう。
季節は急激に冬に向かう。そしてこの夏に何度も襲った台風のことを思うと、きっと冬だって大変なことが起きそうな気がするのである。地球温暖化というのはただ単に暑くなるということではなくて、暑い分寒さも強烈にやってくるわけで、交通が混乱するほどの大雪で今度は職場が休みになるなんてこともあるかも知れない。
暑くもなく寒くもなく、そんなふうに快適な気候を過ごせるのは今という瞬間だけだ。夏はとんでもなく暑く、冬はこれまた寒いという日本の四季の中で稀有の時間が今この瞬間なのである。オレはその幸福を味わっていたいのである。こんなおだやかな気候が一年中続くような土地はないのかと思うのである。
←ランキング上昇のためにぜひ投票をお願いします。
前の日記 後の日記