2018年09月26日(水) |
オレが地銀の経営者ならば |
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低金利でもうからなくなった地方銀行が苦しんでいる。スルガ銀行が過剰な融資と行員へのノルマやパワハラでで崩壊したが、他にもこのような問題はあるだろう。だったら何をシノギにすればいいのか。日銀の当座預金はマイナス金利となってしまった。今、世界でもっとも確実で高金利なのは米ドルである。だったら地銀は預金者から集めた銭を外貨預金で運用すればいいじゃないか。
FRBはまた利上げを行った。アメリカの金利はこれで2.25%となっている。これからも利上げを進めていく予定だという。銀行は預金者から預かったほとんど利子のつかないゼニを、ただ外貨預金するだけで年利2.25%以上で運用できるのである。
しかもFXを使えば、レバレッジを効かせて運用できるのだ。ほとんど吹っ飛ぶ心配のないレバレッジ2倍でも4.5%の金利で運用するのと同じことである。もしも10倍とかにすればかなりの運用益(と元金の吹っ飛ぶリスク)がもたらされるのである。どうしてそんなことを考えないのだろうか。
不動産融資はもうそろそろおしまいだろう。郊外の新築戸建て住宅は売れなくなってきている。かなり値引きしないと無理なのだ。そもそも融資を希望する人が減ってるし、今のような時代は貸し倒れリスクがかなり高まっている。非正規雇用が増加した結果、長期にわたってきちっと住宅ローンを払ってくれる優良顧客が減少したのである。
地銀は自分で融資先を見つけないといけない。でも銀行員の多くはボンクラだからベンチャーに投資するだけの眼力はない。怪しい詐欺事業に加担するわけにはいかないし、経営者一族に不正な融資をするとスルガ銀行みたいなことになる。自前で運用しないといけないのならどうすればいいのか。オレが資金を任せてもらえるならば、銀行の中に資産運用部などという部署を作って、株や為替でじゃんじゃん儲けてやりたいのである。
金融庁は個人レベルのインサイダー取引にはうるさい。しかし、莫大な資金で銀行がやってる分には全くお咎めなしである。オレは今までに銀行が明らかに関与しているインサイダー取引をいくつも目撃したし、この日記でも告発してきたが、証券取引委員会は一度もそれを指摘したことがなかった。おそらく金額がでかすぎて処分のしようがないのだろう。数十億程度の資金を突っ込めるならば、小型株の株価は自由自在に動かせる。そうしていくらでも株式市場からゼニをかっさらうことができるのだ。
そもそも日本の投信には「株価暴落時にぼろもうけする」という発想がないのである。年金資金などの巨大な資金はすべて証券市場の「買い手」としてしか参加していないのである。だから暴落時にはただ資産を減らすだけとなってしまうのだ。年金資金の運用は証券会社に丸投げされていて手数料をピンハネされてるだけというのが現状である。20〜30兆円という資金があればオレは大手証券会社をいくつも倒産に追い込んでゼニを巻き上げるような戦いができる。オレがやらなくても、外資系の資金のある証券会社から売りを仕掛けられたらたちまち東証は崩壊するだろう。
リーマンショックの時にゴールドマンサックスは売りで入ってぼろもうけした。プロの勝負師は株価が下がっても上がってもどっちでもちゃんと流れを読んで儲けることが可能である。オレは過去に株式市場で多くの仕手戦を目撃してそれを「ハメこまれた人たち」というシリーズにして書いてきた。そこで学んだことは、巨大匿名掲示板などで風説を流布しつつ巨額の資金を動かせば、途方もない金額をいつでも市場から巻き上げることが可能であるということである。
オレのようなただの暴言コラムニストにいきなり資産運用を依頼するような地銀の経営者はいるはずがない。だからオレがここで放言してることを証明する術はないのである。亡くなったオレの父親は生前言っていた。
「相場で勝つには自分で相場を動かせるだけのゼニがないとだめだ。」
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