2018年08月02日(木) |
今年の主役はパワハラトリオだ! |
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日大アメフト内田監督の悪人ぶりはワイドショーの格好のネタだったわけだが、新たな悪人としてボクシングの山根会長が登場した。そのヤクザっぽい風貌といい、やってることのわかりやすさといい、とにかく最後に真打ち登場という感じなのである。レスリングの栄監督と合わせて今年の話題をさらったこの3人をオレは最強のパワハラトリオと呼んでみたい。
さて、このパワハラトリオには大きな共通点がある。それは3人とも勘違いが甚だしいということである。その勘違いというのは、自分がやってることの極悪ぶりをちっとも悪いことだと認識していないその価値観のゆがみっぷりなのである。権力者というのはここまで思考回路が腐ってしまうのだという好例である。
絶対権力は必ず腐敗する。ましてやその地位を任期を決めずに永久に与えてしまったらもうオシマイだ。死ぬまで権力があるということは、誰もその悪事を告発できないで終わるということである。ボクシングの山根会長が「終身会長」でいようとしたことも、安倍晋三というまともに質問に答えることも出来ない馬鹿総理が総裁選の3選が可能なようにルール変更したことも、習近平が同様に任期を撤廃したこともすべて共通する問題なのである。腐敗を防ぐ唯一の方法は「期限を定める」ことしかないのである。
パワハラトリオの3人は3人とも「自分のやってることはパワハラではない」と最初は主張する。パワハラというのはそれが日常だと感覚がマヒしてしまうのである。その次にすることは、自分の立場を守る為にする裏工作である。なんとか事態を収拾しようとして悪あがきをするのである。自分に有利な証言をしてくれる者を探したり、巧妙な言い訳をして事実を隠蔽しようとするのだ。その点もまことにわかりやすい構図なのである。
どうすればこんな勘違いのクソ野郎を出さないように出来るのか。それには「任期を定める」「チェック体制を作る」「一人に権力が集中しないようにする」ということであるとオレは思っている。自民党も安倍晋三という馬鹿がいつまでも権力の座にあるわけだが、それはいつのまにかできあがった安倍一強体制にあるわけで、他に適当な競合相手がいればちゃんと批判できるのである。今の自民党内では安倍晋三がどうしようもないウソつきであることをわかった上で、他の議員もみんな一緒に悪のお仲間になっているのである。上記のパワハラトリオの場合も同じ、側近はその異常さに気づいているのだが、自分も一緒に甘い汁を吸うためにあえて批判しないのである。
パワハラが成立する大事な要素は、取り巻きがゲスであることだ。ゲスな取り巻きがそれを止めないために、権力者はどんどん勘違いの度を深めていくのである。そして最終的にどうしようもないパワハラモンスターに育っていくのである。
オレはパワハラ体質の人間が大嫌いである。そういう人間とは必ず距離を置くようにしている。仕事上やむなく関わらないといけないことはあるが、それ以外の部分では会いたくないのである。
今年の主役を務めたパワハラトリオを超えるような人材はまだ登場するのだろうか。東京五輪前にこのようなスポーツ界の実態が暴かれるのはよいことだとオレは思っている。
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