2018年08月01日(水) |
京都ソリデールに注目だ! |
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京都で今、高齢者と若者を結びつける「京都ソリデール」という事業が行われている。これは持ち家のある独居の高齢者と若者を結びつける取り組みで、若者は安いコストで住居を手に入れることができ、高齢者には収入ができるという双方にとってメリットのある仕組みである。
支払う家賃は相場よりも安く、しかも「行ってきます」「ただいま」「おかえりなさい」というあいさつが心を和ませるライフスタイルなのである。登録者も少しずつ増加し、少しずつ認知されているのである。
ワンルームマンションや、3時間でエアコンが切れるとかいうレオパレスの提供するような粗悪な賃貸住宅では快適な住環境は手に入らない。かといって高額な家賃負担は厳しい。そういう若者にとって、低廉な家賃で快適な生活が手に入るというのは最高である。また高齢者にとっても日々の生活に潤いが生まれ、認知症の防止にもつながるのである。認知症の原因の一つが、会話のない単調な生活だからだ。年金収入しかない生活の中で、新たに家賃収入を得られるようになるというのも大きい。
この仕組みには京都府やNPO法人が介在しているので、万一のトラブル発生時にも対応が期待できるし、性格が合わなかったら他の家に変更することも可能である。入居前にマッチングを確かめてからというのも丁寧だ。
こうした事業のモデルとは、フランスの「パリ・ソリデール」という仕組みだという。すでに海外で行われている事業を、日本の生活に合うように再構成しているのである。
高齢者の見守りという手間のかかることがお金をかけずに実現でき、経済的に恵まれないために大学進学をあきらめたり、地元の大学にしか行けないという若者に京都で学ぶ機会を与えてくれるとてもすぐれた試みである。
京都で学生生活を送った4年間はオレにとって宝物のような日々だった。(もっとも夏のどうしようもない暑さだけには閉口したが・・・)そのチャンスを、多くの地方に住む若者に与えたいと思うのである。京都大学や同志社大学、京都女子大学といった魅力的な大学で学べる機会をぜひ多くの若者に与えてやりたい。(立命館大学はもはや京都の大学とは言えないのでここでは除外したい。)
オレが観たテレビの紹介では、立派なお屋敷に住む71歳の女性と、そこで暮らす21歳の学生が紹介されていた。こんな立派なお屋敷に下宿できるなら最高だとオレはあこがれたのである。女の子を連れ込むときはその大家さんのことを「身の回りの世話をしてくれるうちのばあやだよ。」とうその説明をして、大富豪になりすましたくなるのである。
ただ一つの心配は、おじいさんの家に若い女性が住むことだ。80歳を越えた高齢のじじいが、孫よりも年下の若い女性に対して変な気を起こさないのだろうかとオレは思うのである。もっともそういうことのないように京都府はきちっと審査しているだろうが、変態じじいというのはきっとその上手を行きそうな気がするのだ。そういう危険なじじいが出現しないように細心の注意を払ってほしいのである。
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