2018年07月15日(日) |
N−VANは若者向けの最高の実用車である |
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お世話になってるホンダのディーラーに立ち寄って、発売されたばかりのN−VANを見せてもらった。商用車というと白とかシルバーとかのボディカラーが普通だが、なんとその陳列されているN−VANは自衛隊の車両のような深緑だったのである。
軽の商用車というと、スズキのエブリー、ダイハツのハイゼットが2強でありホンダのアクティはあまり売れてなかった。オレが家のクルマとして中古車で買ったアクティを保有してるのも「人気があまりなくて安い」というが大きな理由であった。その2強に対してホンダがぶつけてきたこのN−VANは、2強に対して圧倒的に上のレベルで登場したのである。
商用車の特徴はなんといってもナンバーが4ナンバーであることだ。これは税金が安くしかも任意保険の保険料が安いのである。若者が任意保険に加入する場合、年齢条件が変わるのでオレのようなオッサンが加入する場合に比べて保険料が高くなる。ところが4ナンバーの場合はあまりその差がないのだ。すべての保険を調べたわけではないのでもしかしたら別の基準を設けてるところがあるかも知れないが、少なくとも我が家では20代前半の息子たちが運転するということを想定して、わざわざ保険料が安くなるように4ナンバーのクルマを選んでいる。
以前5ナンバーの小型車を保有していたとき、息子が免許取得したので年齢条件を変更したらそれまで5万くらいだった任意保険の掛け金が9万くらいになってびっくりしたことがあった。ところが4ナンバーならそういうことはないのである。我が家のアクティの場合、車両保険もついているのに年間の保険掛け金が37500円くらいだったと思う。この金額で20代前半の若者も運転していいのだから安い。
若者がクルマを所有したいと思った時に障害となるのが任意保険料の高さである。かといって無保険で乗ってるのは事故のことを考えるとお勧めできない。少しでも任意保険料負担を安くしたいと考えて、ネットで加入する安い保険を選ぶことも一案だが、その場合もきっと4ナンバーならより安くなるはずである。
N−VANのすぐれているところは、なんといっても商用車でありながらN−BOXの走行性能を実現しているところにある。燃費がよく、そして6速MTなどの仕様もあり、ホンダセンシングという衝突防止装置も標準装備されているということである。
また、助手席側のピラーを取り去ったことでダイハツ・タントのように大きな開口部を手に入れたということである。荷物の出し入れということを考えた時、開口部が大きいと大きなものを載せやすいのである。
もう一つの特徴は後部座席が分割可倒式なので、長尺のもの、たとえばバイクなどを積んだときに、運転席の後ろの後部座席が使えるということだ。バイクを積んで、旅先で降ろしてツーリングできるのである。そういう使い方をする若者がいるかどうかわからないが、とにかく長さ2.6mの空間が存在するということは、そこで寝袋を置いてオッサンが寝ることも可能なのである。
このN−VANの積載性能だが、実はライバルの2強よりもかなりすぐれている。みかん箱71個が入る空間は、軽商用バンとしては一番だという。ハイゼットカーゴはみかん箱65個、エブリイは69箱ということである。それを実現するために先代のアクティよりも14センチ床は低くなったし、天井も高くなっているので広い荷室空間が実現したのだ。
これからクルマを買おうと思ってる若者にオレは言いたい。荷物のあまり積めない普通のクルマには実用性が足りない。しかし、N−VANを買えば遊びにも実用的な目的にも両方役立つのである。一人暮らしの引っ越しだって大丈夫だ。後部座席を倒して荷室にしたら冷蔵庫や洗濯機が載せられる。いちいち引っ越しのためにレンタカーを借りたり引っ越し業者を手配する必要はない。友人と自分の二人だけで十分に引っ越しができるのである。
オレがまだ大学生で最初のクルマを買う時、このN−VANが存在していたら迷わず購入しただろう。サイクリング部に所属した自分にとって、自転車を安全に運べるということと、燃費がよくて旅行の時に財布にやさしいということの両方が実現したからである。しかも税金や保険も安いのである。これはもう買うしかないのである。オレは強く勧めたいのである。
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