2018年05月29日(火) |
もう参議院はいらない |
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かつて日本の二院制は衆議院と貴族院だった。貴族院議員は選挙ではなくて任命されてその任についていた。戦後、日本国憲法の下で現在の衆議院・参議院の制度になったが、これはアメリカの下院・上院の仕組みと似ている。アメリカの上院議員は全米50州から二人ずつ選ばれるという。それで100名ということだから、人口比から言えばかなり不均衡である。日本で参議院議員の定数を決めるときに、まず各都道府県に1名を配分するという流れになったのはそれをある程度踏まえているからだろう。その地方区と並立で全国区という形でタレント候補や業界団体の代表みたいな議員が当選するという仕組みだったのがもとも参議院の形である。衆議院、特に今のような小選挙区制となった衆議院とは候補者の傾向が違っていて当然である。そもそも違った選び方であることに意義があったのである。
ところが今は参議院の議席は、衆議院議員と同じような政党比率になってしまった。自民党公明党は衆議院だけでは無くて参議院でも圧倒的多数派である。当初の目的であった参議院に衆議院のチェック機関としての役割を与えることは全く不可能になり、今の参議院はただの衆議院のコピーでしかなく、衆議院の議決を追認するだけの無用の長物となったのである。
そもそも一票の価値の均衡なんてことは参議院には必要が無い。田舎で大規模に農業をして米を生産し日本人の食文化を守る為に貢献している方と、都会で引きこもりのニートをしていて社会に何のプラスの影響ももたらさずに匿名掲示板で書き込みしてる馬鹿とが同じ一票というのがおかしいのである。前者の1票に対して、後者は0.1票くらいの価値で十分だ。さまざまなストレスに耐えながら仕事をこなし、子どもを育て、税金をたっぷり払ってるまっとうな市民と、世間に迷惑ばかり掛けているニートでは社会への貢献度が桁違いである。
ところが「民主主義」というのはどんな市民も同じ一票が行使できるという理念を持っているわけで、それはとりあえず衆議院で実現できるから、せめて参議院というのは別の価値基準で議員を選んでおいてもらいたいというのがオレの主張である。
参議院が廃止になれば、参議院議員に払ってる報酬も不要になる。参議院選挙という3年に一度の数百億円単位の支出も無くなる。参議院議員への政党助成金も不要になる。そして新幹線の中で不倫相手と堂々と手をつないで寝てるような馬鹿へ税金から議員報酬を払う必要もなくなる。国家財政の緊縮下が進められていくなかで教育・福祉関係の大切な予算でさえ削られているのに、馬鹿議員に報酬を払う余裕などないのである。そんなものを大幅にカットするためには参議院廃止しか方法は無い。
しっかりとした政治への志があって「オレは馬鹿議員ではない!」と自負する方は、衆議院議員を目指せばいいのである。そうして志のある立派な方が衆議院で当選するならば、それだけ馬鹿で役立たずのクソ議員を排除できるわけで、参議院廃止は議員の質を向上させるにも役立つのである。
参議院廃止によって削減できる経費は莫大である。秘書給与や政党交付金を含めれば議員一人あたりにかかってる経費は約1億円であり、定数242の参議院廃止で242億円は確実に浮いてくる。また一回の参議院選挙には約500億円の経費がかかる。3年に一回だから一年あたりでは133億ということになる。議員が愛人と密会していたりしてラブホテル代わりに使われている議員宿舎も廃止して売却してしまえばかなりのゼニになるだろう。
このように参議院廃止というのは単なるコスト削減効果だけでは無くて、クソみたいなクズ議員に税金を無駄に使われるという国民の大きな不満も解消できる一石二鳥の改革なのである。
オレのこの暴言に対して反論があるならぜひともクソ議員代表の方をオレのところに差し向けてもらいたい。オレと一対一で議論しようじゃないか。オレと堂々と論戦できるレベルならクソ議員じゃないと認めてやりたいのである。はっきり言って今の参議院議員の中でオレと堂々と議論できるくらいの知識や教養がある人間はほんの一握りだけだろう。ほとんどは親の七光りで当選できたような二世議員や、集票目的のタレント枠で当選できたろくに政治の知識もなく漢字も読めない馬鹿である。そんな奴らを税金で食わしてるのが本当に馬鹿馬鹿しいのである。まっとうに働いて納税してる人間の一人として、オレははっきりと怒りを表明したいのである。
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