2018年05月21日(月) |
狛江市長のセクハラについて |
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東京都狛江市の高橋市長が、数年前からずっとセクハラ行為を続けていて、それなのに事実は隠蔽されていて、2016年の市長選の時は自民党や公明党の支援を受けていたという。市長のセクハラも問題だが、そういう人間を問題視しない自民党や公明党もまた恥ずかしいセクハラ容認集団である。自民党がセクハラ容認集団であることは麻生太郎副総理の発言を聞いていれば良く理解できるが、公明党までも同じ穴の狢だったことはちょっと困ったことではないか。恥ずかしくないのかとオレは思うのである。
朝日新聞デジタルの記事を引用しよう。
狛江市幹部「市長セクハラ、数年前から注意」 辞職迫る
東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)によるセクハラ疑惑で、市長が数年前からセクハラ行為をやめるよう市幹部や市議に注意されていたことがわかった。18日の非公開の幹部会議で、市幹部の1人が発言したという。市長への辞職要求は市議会の一部会派から副市長ら市幹部に拡大し、市長は厳しい立場に追い込まれている。
複数の市関係者によると、水野穰(みのる)副市長は市長と市幹部が出席した18日の臨時庁議で、「立場を利用して卑劣な行為を行った」と厳しい言葉で市長に進退を迫った。その後、事実上ナンバー3の石森準一参与が、市長が初当選(2012年)した後の1期目からセクハラを注意してきたと発言。16年の再選後も副市長や自民党・明政クラブの市議とやめるように言ったが収まらず、今回の事態に至ったとし、「もう職員は誰もあなたを信用していない」と辞職を求めた。市長は明確に答えなかったという。
疑惑は3月、情報公開請求で入手したセクハラ相談に関する市の公文書をもとに共産党市議が市議会で質問し、表面化した。市は個人情報保護などを理由に加害者とされる人物の役職を黒塗りし、市長は「身に覚えがない」と否定。過去2回の市長選で市長を支えた自民党・明政クと公明党は、その議会で市長の辞職勧告決議案と調査のための委員会設置案を退けている。
自民党・明政クは共産党より以前に同じ公文書を入手したことが分かっている。今回の庁議での発言から、少なくとも一部の市幹部は数年前からセクハラを認識していたことも判明。市職員組合は4月、「加害者は市長」とする組合ニュースを発行し、「組織内の自浄作用はほとんど機能していない」とした。次の議会は6月4日に始まる予定で、ある市議は「今度は市議会の自浄能力が問われる」と話した。(河井健)
(朝日新聞デジタル 2018年05月21日 07時41分)
立場を利用してのセクハラなら実に悪質である。そのような外道に人の上に立つ資格はない。即座に辞職すべきだし、そんなクズ野郎が市長であることは、狛江市が「セクハラ天国」と世間に思われても仕方が無いわけで、世の中の変態野郎がこぞって「狛江市に引っ越せばセクハラし放題だぜ!」と勘違いするかも知れないのである。そんな馬鹿なことはありえないわけで、ここはきちっと市議会が「そんな市長はいらん!」という明確な意志を示すしかないのである。
麻生太郎の「セクハラ罪はない」という発言は、与党支持者からはさまざまに擁護されているが、その本質は「たかがセクハラで騒ぐなよてめえら!」という意味である。あの単細胞のみぞうゆうが深い意味を込めて語るわけがないのである。元財閥であっても馬鹿は馬鹿である。あんな馬鹿をそもそも副総理にしてることが間違いなのである。
日本は今、権力者やその側近にとっての性犯罪天国であるということが世界の共通認識である。だからこの狛江市長のセクハラ報道も「日本の日常のヒトコマ」でしかない。断じて許さないという姿勢を誰もが示さないとだめである。
オレは権力者のセクハラに憤る一人のおっさんとして、きちっと怒りを表明しておきたいのである。
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