2018年04月24日(火) |
GW明け、はしかが大流行するかも・・・ |
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今、沖縄では麻疹(はしか)が流行している。予防接種の制度が変わったために、高齢者はほとんど免疫があって感染しにくいのだが、若者はそうではない。GWに沖縄旅行する前にきちっと予防接種してから訪問することが望ましいのである。しかし、そうした情報はほとんど報道されることはない。なぜか? それは今そんなニュースを流せばたちまちホテルのキャンセルや旅行の中止が起きて、GWという旅行業界にとっての大きなイベントにマイナスの影響を与えてしまう。だからわざとこの関連のニュースを流さないようにしているのである。おそらく旅行業界からマスコミへの強い要望があるのだろう。
マスコミが広告業界の奴隷であることは昔から知られていることである。大手マスコミはどこも「電通」には頭が上がらない。「電通」は政治さえも支配できる日本最大の影の勢力なのである。オレのような弱小罵倒家など、「電通」が本気になればたちまち地上から抹殺されてしまうだろう。もっとも大「電通」からみればオレの存在はただのゴミクズみたいなものであり、つぶしに来られるような可能性はないと思われるからこうしてオレは悪口が書けるのだが。
麻疹(はしか)は感染力が強い。インフルエンザのように空気感染もする。だから旅行者が流行中の沖縄で麻疹(はしか)に感染する可能性はかなり高いのである。すでに沖縄旅行から帰った人によってもたらされた麻疹(はしか)の小流行は首都圏などで起き始めている。もしかしたらもう完全に手遅れかも知れないのだ。
麻疹は決して軽い病気ではない。死ぬこともある重い感染症である。死亡率は0.1%程度だが、多くの感染者がいるために日本ではまだ撲滅できていない。オレは子どもの頃にかかって免疫ができているから沖縄旅行してもたぶん平気だと思うのだが、20代の若者の中には免疫を持たない者も大勢いる。妊婦がかかった場合の死亡率は6倍になるというデータもある。その場合ワクチンを打つこともできないために重篤化する可能性が高い。妊娠している女性はGWの沖縄旅行は避けることが賢明なのだ。
こういうことを書くと沖縄の方から「江草は沖縄県民のことをちゃんと考えてくれてるのか」と叱られそうなんだが、オレは「旅行の前に予防接種を!」と主張しているわけであり、旅行そのモノを止めろとは言ってない。
必要なのは正しい情報である。どこに行けば麻疹の予防接種を受けられるのか。旅行の何日前までに接種すればよいのかということをきちっと情報として報道すべきである。ところが大手の新聞でそういう記事は今の所存在しないのである。(もしかしたらオレが見落としてるだけかも知れないが)この「麻疹流行」の件はもっと問題にされてもいいようなことだとオレは思うのだ。どうして報道各社は動かないのか。
このまま報道がないとどうなるか。連休明け、日本全国の医療機関にはかなりの人数の「麻疹」の疑いのある患者が殺到するだろう。事前に予防接種することでかなり防げたのに、そういう対策は何もしなかった。これが厚生労働省のレベルである。まあ最近の官僚の質の低下は甚だしいので、これもまた仕方ないことなんだろうかとオレは絶望している。オレの教える生徒たちは無事だろうか。
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