2018年03月27日(火) |
SNSが政治を動かすことの意味 |
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アメリカで若者が銃規制を求めて立ち上がった。100万人規模のデモが起きていることをどのように考えればいいのだろうか。中国ならば天安門事件のように発砲して弾圧すれば終わるだけのことである。ロシアなら首謀者が暗殺されるだけである。日本ならみんな無関心でスルーするだけだ。世界で本当に民衆の声が届く民主主義国家というのはアメリカだけなのかも知れない。大企業や兵器産業の方ばかり向いていて民衆の声に耳を傾けない政治は貧富の格差を生み出し、社会から活気を奪ったのだ。今そのアメリカが大きく動いている。
では日本はどうなのか。政治の腐敗や官僚の腐敗に対して声を上げるのはサヨクの怪しい人たちばかりである。それを似非保守のおかしな連中が揚げ足取りの攻撃を行う。議員の下半身スキャンダルばかりが報道され、本当に大事なニュースは国民に知らされないままで終わる。そんな無残な状況が今の日本で起きてるのだ。
アメリカで多くの若者が「未来の国家の姿」を変えようとして立ち上がったことは大きなことである。戦争で死ぬことは愛国的行動でもなんでもなく、兵器産業の金儲けの犠牲者である。武器をじゃんじゃん売りたい死の商人たちは、内戦地域にじゃんじゃん武器を売りつけ、多くの無辜の民がその犠牲となっている。兵器を売ってる側にはなんの責任も発生しないなんておかしくないか。おまえらがそんなもの売らなければ殺される人たちもいないのだ。どうして「殺傷兵器を製造する」という行為そのものが犯罪ではないのかとオレは思うのだ。
製造業の不振を打開するために「日本も武器を造って売れ」とまことしやかに主張する保守の論客が居る。その武器がどういう形で使用されるのかということを想像したことがあるのだろうか。武器は常に弱者が身を守る為ではなく、強者が弱者から搾取したり奪ったりするために使われる。それは歴史が明らかにしてることである。そんなこともわからずになんて無責任な発言なのかとオレは思うのだ。
マスコミは政府の顔色を見て記事の内容を忖度する。政治家の下半身スキャンダルを報道することで国民を満足させ、本当に悪については何も知らせない。この日本で真の悪とはいったい何なのだろうか。税金を無駄にして国民に多くの負担を強いるような国家を作ってしまったのは誰の責任だろうか。巧妙に奨学金という借金を背負わせて若者の夢を奪ったのは誰なのか。
今、真に自由な情報発信機関はSNSしかないのだ。中国では政府が情報を検閲する。しかし日本では今の所たいした規制がない。もっともアカウント停止に追い込まれる基準はよくわからないのだが、そんなものの新しく別アカウントを取れば解決する。オレがツイッターでどんなことをつぶやいてもそれでオレがいきなり殺されることはたぶんないだろう。(「たぶん」とつけたのは今後は予想できないからだが)
ツイッターで正義を語ること、そうして多くの若者が真実を知ること、それが今もっとも可能性のある政治的なアピールだとオレは思っている。もっともそのわりにオレのような政治について熱く語るオッサンのフォロワーが増えないことは実に残念である。もっとフォローしてくれよとオレはいつも思うのだ。フェイスブックは個人情報をトランプ大統領に提供していたというクソSNSだったことが明らかになったわけだが、もちろんそうして淘汰が進むことでまっとうなSNSが生き残っていくだろう。
政治を私物化してるクソどもがもっとも恐れることは民衆が連帯することだ。学園紛争の時に安田講堂に学生が残したメッセージをオレは思い出す。「連帯を求めて孤立を恐れず、力及ばすして倒れることを辞さないが、力尽くさずして挫けることを拒否する」今、日本の若者はアメリカでの銃規制の動きを見てどう感じてるのだろうか。
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