2018年03月03日(土) |
違法伐採を取り締まれ! |
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山林を保有しながら都会に住んでいて、その山林の状態をもう何十年も見に行ったことがないという不在山林地主は大勢いる。今、その山林の木がどんどん盗まれているのである。久しぶりに墓参りのついでに故郷の山を見たら、すっかり木が伐られていたということが起きるのである。それはなぜか。盗んで伐採した木材であっても、それを購入する側には何の罰則もないからである。人里離れた山奥に重機を持ち込んで伐採し、少し安めの値段で製材業者に持ち込んだらもれなく買ってもらえるという状況が今起きているのだ。買う側も「盗品かな」と思っても平気で買ってしまうのである。
違法伐採した木の切り株からDNA情報を採取して、それと一致する木を摘発すればたちまち盗まれた木は判明する。残念ながら日本ではそんなものを追跡するシステムは存在しないので盗み放題なのである。そして「盗品を買った側」に対する罰則規定があれば、危なくてうさんくさいものには手出ししなくなるだろう。もちろんそうなると盗難車同様に海外輸出されてしまうことも考えられるが、少なくとも犯罪防止にはつながるはずである。
戦後に植樹された日本の豊かな森林は今その多くが荒廃している。管理する者がいないままに盗伐の餌食になっているのだ。林業従事者はどんどん高齢化していく。後継者がいないままに荒れ果てていく山林を守ることは国家にとって大切な事業ではないのか。国土がこのまま荒廃していき、あちこち無軌道に伐採された無残な状態になることは断じて阻止しないといけないのである。また盗伐を行う連中は大がかりな組織になっているはずだから、その盗伐現場を急襲して重機を没収し、関係者を全員牢屋に入れないとだめである。
千葉県に多いという盗難車を売りさばく業者も、ドローンを飛ばして空中からその解体工場を撮影し、怪しいところを一網打尽にしないとだめだ。「そんなものを盗むヤツはいない」という日本人の古き良き価値観などはもうどんどん失われているのである。無警戒なのにつけこんで収穫前の農作物を盗んでいく連中も毎年多数発生する。そうした農作物窃盗犯と、違法伐採の連中は断じて許すことができない。育てた人々の努力を踏みにじるこういう泥棒どもは死刑にしてもいいとオレは思うのである。盗み目的の侵入者が感電死するくらいの防御システムを設置してもいいとオレは思っている。動物による食害が発生してるならば、そうした有害動物を駆除するにも役立つだろう。電気柵の導入を積極的に進めればいいと思うのである。千葉県に大発生している「キョン」の駆除には役立つだろう。
本当に取り締まらなければならない犯罪を放置する一方で、どうでもいいことに時間と人員を割く日本の警察は本当に無能である。麻薬や覚醒剤もおとり捜査を使ってもっと真剣に取り締まればいくらでも摘発できるのにしない。自動車盗も空から撮影すれば犯行グループのヤード(解体工場)がすぐに摘発できるはずである。GPS端末を取り付けたおとりのクルマを盗ませて、その行き先を突き止めるだけで簡単に逮捕できる。ひったくり犯人も、ひったくられそうな老人のコスプレをした警察官を夜道に配置するだけで簡単に捕まえられるだろう。
工夫すればどんどん検挙可能なのに何もしないから犯罪者はどんどん増長するのである。この違法伐採の問題などは氷山の一角である.日本が「世界に冠たる治安のいい国」で有り続けるためには、おとり捜査の積極導入しかない。ハイエースやプリウスなどを盗られやすい状態にしてわざと盗ませれば、たちまち窃盗グループのアジトはわかるだろう。
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