2018年02月06日(火) |
永遠に上がり続ける株はない |
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ずっと株価上昇が続いていたが、この数日NY市場も東証も大幅に下げた。オレがこの日記を書いてる時点で止まるとは限らないし、もしかしたらここからさらに下がっていくというリーマンショックの再来のような株価下落が起きるのかも知れない。今回の下げはビットコインなどの仮想通貨の暴落とは関係ないと言われているが、少なくとも仮想通貨全体の暴落で数十兆という金額が金融市場から失われたわけで、その影響が全くないとは言えないだろう。
株価が変動しないとトレーダーはもうからない。そういう意味ではNY市場や日経平均が上がり続けるということは、安いときに買って長期保有してる個人株主にとっては嬉しいことだが、日々の取引で利益を出しているトレーダーたちや機関投資家にとっては面白くない相場だったともいえる。そういう意味では今回の下げを仕掛けた連中は、おそらく大量の空売りを仕込んでいたはずである。そして空売りした株はいつかは買い戻さないといけない。その巻き戻しがいつ来るかはわからないのだが、ほんの少しの下げではたいした利益は出せないのでもっと大きな暴落を狙ってるかも知れないのだ。
仮想通貨で損をした連中が、その損を取り戻すために株や為替の世界でゼニを動かしてる可能性もある。もちろん全員が勝てる相場などないし、取り戻そうとしてさらに損失を重ねて退場していくトレーダーも居る。仮想通貨を利用して増やしたゼニを株や為替というリアルの世界のトレードに突っ込んでさらに増やそうとする連中もいるだろう。もちろん負けを取り返すには株や為替はかなりの時間が掛かる。そして一度暴落した仮想通貨はもう大幅な値上がりはないとオレは予想する。参加者は「暴落の恐怖」をすでに知ってしまったのである。もう大金は突っ込まないだろう。
日経平均3万とか4万という威勢のいい話が聞かれた。これも仮想通貨と実は同じのである。日銀に大量にETFを買わせるというイカサマによって無理に上げられた日経平均は、最後にその高値の株をつかんでくれる素人に買わせるという形で「ハメこみ」が成功する。NISA口座というアホな仕組みや、ラップ口座という証券会社の運営する詐欺システムを宣伝してるのは、最後にそこに貧乏人のゼニをつぎ込ませたいからである。多くの貧乏人が無理して株を持つようになってから金持ちは空売りを仕掛けてくる。そうして貧乏人の資産は根こそぎ奪われるのである。それを忘れてはならない。
オレは株価の変動を注視している。オレの立場というのは基本的に傍観者なんだが、もしも日銀がETF購入をやめて金融緩和を打ち切るということになったら、空前の暴落相場が起きるのでその相場には参加しようと思っている。空売りで一気に資産を数倍にでくることは確実だからだ。
永遠に上がり続ける株はない。NY市場も東証も同じことである。
我々は報道されるさまざまなニュースや経済指標から、自分なりの最適解を考えて市場という魔物と対峙するしかないのである。
それにしても、今日の暴落は阿鼻叫喚の声が聞こえてきそうだった。日経平均は1071円も下げたのか。NY市場が1175ドルも下げたから当然と言えば当然なんだが、このまま NY下げ→日経下げ→ドル下げ→NY下げ→円高→日経下げ という感じのスパイラルをしばらく続けるのかも知れない。
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