2018年02月04日(日) |
シノブフーズは神である |
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オレはサンドイッチが好きだ。コンビニで売られているサンドイッチは200円以上してけっこう高いが、部活動で生徒を引率した時の昼食によく買うのである。そしてスーパーで売られている売価100円程度の安めのサンドイッチも時々買う。ちょっとした空腹時に小腹を満たすためである。
玉造のイズミヤの1Fにはパン屋さんがテナントで入っていて、そこでサンドイッチが1個100円で売られていた。「安い!」と思ってオレはハムチーズサンドを買った。職場に戻って食べようとして、何気なくサンドイッチを解体したところ、なんと具がとても小さくて、切断面に見えるようにしか入ってないという卑怯なサンドイッチだった。オレはあまりのことに言葉を失ったのである。なんということだ。いくら100円とはいってもこれはあんまりだ。少なくともこんな卑怯なサンドイッチを作っていて恥ずかしくないのだろうか。オレは二度とその店のサンドイッチを買わないと誓ったのである。もしもオレがイズミヤ本社の中の人なら、即座にそのテナントに対して契約解除を通告しただろう。それほどまでにそのサンドイッチはひどかったのだ。
それから数日後、オレは「サンディ」という激安食品スーパーに帰宅時にクルマで寄り道した。そこにはイズミヤよりも安いなんと85円という価格のサンドイッチが売られていたのである。100円のサンドイッチでオレは裏切られていたので、85円のサンドイッチはさらに悲惨なものであることを推測し、それでも「怖いモノ見たさ」でそのサンドイッチを買ってみたのである。
帰宅して食べる前に、どれだけ残念な中味かを確認するためにオレはそのサンドイッチを解体してみた。そこには意外なことにパンの端っこまできっちりと入ったハムが存在したのである。見事なまでにきっちりと製造されたサンドイッチだったのである。オレはすぐにその製造元を確認した。そこには「シノブフーズ」という名前が入っていた。西淀川区の食品加工会社であった。
オレはネットでその会社のWEBサイトを確認した。そして会社のポリシーや株価情報を確認した。配当利回りも1.75%あるし、優待品で海苔ももらえる。これは投資対象として間違いないと確信した。低価格を売りにした食品スーパーに卸すような安い食品であっても手抜きせずにきちんと製造してる良心的な会社なら、高級品はもっとしっかり作ってることは想像が付く。
株式投資をする際にその企業が投資対象として相応しいかどうかは素人には判断しにくい。しかし、食品というのは実際に食べることで誰でも評価を下すことができる。ファミレスの株を買うなら実際に食べてみてそのサービスを検証すればいいわけである。オレはファミレス関連の株を保有してるが、投資するかどうかの基準は実際に店に足を運んで決めている。おいしくてまた来店しようと思うなら投資対象としてふさわしいということになる。二度と来たくないと思うような味やサービスなら、遠からず業績悪化して株価は下がっていくということになる。そうした予想は見事に当たるのだ。
昔、「シャロン」というファミレスがあった。鶴見緑地で開催された花博に出展するほど勢いがあったのだが、その後なぜか凋落していった。最盛期は全国展開していたのに、今はわずかに4店が残存するのみである。オレはその劣化を、いつも注文していた焼肉定食の変化から予測できた。どんどん劣化していく「焼肉定食」はまさにシャロンの未来の象徴だったのである。
食品業界は激戦だ。今勢いのある店が将来も生き残れるかはわからない。人件費の高騰や原材料費の高騰などさまざまな困難が待ち受ける。しかし、一番大切なのは「誠実に商品を提供する」ことだとオレは思うのだ。
シノブフーズをオレはこれから応援していきたい。そして、コンビニやスーパーでサンドイッチなどを買うときには必ず製造元を確かめ、それが「シノブフーズ」なら迷わず選ぼうと思ったのである。
玉造イズミヤのハムチーズサンド
シノブフーズハム玉子サンド
シノブフーズカツサンド
←1位を目指しています! m(_ _)m