2017年12月20日(水) |
ビットコインはこれからどうなるのか |
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ビットコインの価値には何の裏付けもない。上がるから投資目的で買われているだけである。それ自体に価値があるわけではなく、中央銀行の信用によって担保されているわけでもない。1年間で10倍になったということで買う人が一気に増加しているようだが、これがひとたび暴落した時にはリーマンショック級の恐慌が起きることは明らかだ。だからこそ買い支える必要があるとも言えるし、だから手出しするのが怖いという理屈もなりたつ。
今、ビットコインを所有しているのは主に中国の投資家だという。中国の投資家が自国通貨をドルに換えたいときにビットコインを介在させるという形で取引をしたりできる。そうした形で広まっているわけで、ビットコインはマネーロンダリングの装置のようなものである。それぞれの国の通貨ならば流通経路を把握しやすいわけだが、ビットコインはその匿名性故に脱税や麻薬取引に使われるのである。
中国の投資家たちはこれまでにもさまざまなバブルとその崩壊を経験してきた。株価が上昇しては暴落するという流れの中でそれなりに学習したはずなんだが、今度はビットコイン相場に群がっているのだ。
ただ、ビットコインの匿名性を考えればそれが麻薬取引や犯罪組織のマネーロンダリングに使われるのは明らかで、一説には北朝鮮がビットコイン相場を利用して核開発の資金を得ているという話もある。日本でも取引所が開設され、テレビCMも打たれているわけだが、果たして手出ししていいものなんだろうか。とにかく明日暴落が開始するかも知れないのである。そんなヤバイものをオレはとても買えない。
投資家の多くは値上がりに耐えられないのである。オレはその昔、任天堂の株を1万円くらいで買って1万5000円くらいで手放して大喜びしたことがあるが、そのあと7万円近くに上昇するのを見ているだけだった。もっともそのあとに起きた大暴落に巻き込まれていれば財産を吹き飛ばしたことは間違いないのだが。今ビットコインを持ってる連中もきっと内心ではびびってるはずなのだ。オレのこの日記の記事が引き金となって、オレが記事をUPしたその瞬間から暴落を開始するかも知れない。そうなるとオレは「ビットコインショック」を引き起こした張本人として世界から命を狙われるだろう。
もっとも、裏社会の決済手段という意味では存在価値があるわけで、これからキャッシュレス社会となっていく中で警察や金融庁、銀行に把握されないゼニの流れを必要としたときにやはりビットコインのような架空通貨というか空想通貨の存在意義はあるのだ。
価格の変動が激しいものは取引通貨としては使えない。今ビットコインを所有している人の多くはそれを「投資目的」で保有していて、決済手段として持ってるわけではない。だから「値上がりしない」と思った瞬間にみんなが手放してしまうことは確実だ。その価値にはなんの裏付けもないからである。
オレはビットコインの取引に手を出す気はないが、ただ相場動向にはいつも注意していたいと思っている。もしも暴落が起きれば、それは株や為替も大きく動くわけである意味流れを読んで一発あてるチャンスとなることは間違いないからである。
←1位を目指しています! m(_ _)m