2017年12月09日(土)

難民問題の責任はすべて欧米にある

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　今世界中で難民問題が発生している原因はどこにあるのか。すべてこのきっかけを作ったのは欧米の諸国である。アメリカやヨーロッパの国々が他国の文化を破壊したり、民族の自主独立の権利を無視して勝手に国境線を引いたりしたからである。だから日本はこの件に関しては全く何の責任も感じなくていいし、難民の救済のためのゼニも本来出す必要はないのである。

　オスマントルコを分割して勝手に国境を引いてイスラム世界をめちゃくちゃにしたヨーロッパの諸国が、イスラム圏からの移民の流入で国家が混乱して治安が悪化することはある意味当然の報いである。なぜなら、イスラム圏の諸国をかつて搾取の対象にしたのは欧米の諸国だからだ。

　テロがなぜ起きるのか。それは欧米の資本主義の思想や価値観そのモノがイスラム世界の価値観と相容れないからである。だからテロリストは彼らなりの勝手な正義をふりかざし、欧米の価値観によって奪われた自分達のアイデンテティを守ろうとして暴発する。女性が顔を隠さずに見せていることがイスラム原理主義の教えに反することであり、そうした女性たちは攻撃しても良いというむちゃくちゃな論理で自分達の暴力やレイプを正当化したりするのである。

　テロリストの論理や主張は確かにむちゃくちゃだ。ではなぜ彼らは中国や日本で同様のテロ行為をしないのか。おそらく中国や日本はイスラム諸国に対して直接の加害国ではないという認識がどこかにあるのだろう。しかし日本の政府が親米的な態度をとり続ければやがてそれが何らかのテロにつながるという可能性をオレは否定できない。

　難民問題に関して加害国ではないもう一つの大国が中国である。ただ中国は少数民族への弾圧や迫害を国家規模で行っていて、それを国民も支持している。民主主義など存在しない絶対王政のような一党独裁国家で、ここの国民もまた人権思想のカケラもなく国家の走狗となってチベットやウイグルで少数民族弾圧に協力しているのが現状なのだ。中東やアフリカの難民と同じ境遇にあるのが、民族の自立を完全に奪われた中国国内の少数民族である。

　なぜ日本は欧米が食べ散らかしてめちゃくちゃにした国家の再建を手伝わないといけないのだろうか。そんなことをしても誰にも感謝されないし、いくらまっとうなことをしようとしても、その一方で日本の悪口を吹聴することを国家の存在意義のように考えてるおかしな国もある。そういうことに対してひとこと、「おまえら、アホか！」と冷たく突き放せないのだろうか。「もうやってられんわ」と投げ出せないのだろうか。

　難民保護のために日本がゼニを出しても、「金しか出さないのか」と言われ、難民認定の条件を厳しくすれば「受け入れを渋ってる」と言われ、紛争地域の難民は無条件に受け入れろと言われる。その紛争を起こしたのは誰か。紛争当事者に武器を売って大儲けしてる連中は誰なのか。金儲けのために第三者に殺し合いをさせている外道どもこそが、自分達の後始末をつけるべきじゃないのか。

　武器を輸出してるすべての国は、その武器によって殺された人たちに賠償すべきであるとオレは思っている。製造物責任というのはそういうことだ。世界的な兵器産業の経営者は死刑にしてもいいとオレは思ってる。おまえの売った人殺しの道具がどんな風に使われたのか想像できないやつらに、こうやって使うんだよと言って使用してやれよ。武器商人なんて最低の連中だ。

　安倍首相は日本が普通に武器を輸出して，普通に武力を他国に行使できる国にしたいようである。その結果として儲けるのが欧米の武器商人だけということまで理解してるのだろうか。トランプ大統領もいい金づるをつかんだとほくそ笑んでいるだろう。