2017年11月17日(金) |
サンフランシスコ市の慰安婦像に関して |
携帯用URL
| |
|
サンフランシスコ市の市有地に、中国人団体が寄贈した慰安婦像が設置されるという問題で大阪市の吉村市長が「姉妹都市解消」という形で抗議しているが、オレは大阪に居住する者として吉村市長の抗議を正当なことだと思っている。碑文の中では「数十万人の女性を性奴隷にした」というふうに書かれてるということである。設置された慰安所の女性たちがどのような状況にあったのかはさまざまな記録によって判明しているわけで、その実態は決して「性奴隷」ではなかったと多くの研究では認識されているはずだ。慰安婦の実態は「性奴隷」ではなくて「従軍売春婦」ではなかったのか。
「性奴隷」というのは、たとえばアフリカでボコハラムによって拉致された女性たちや、中東でISISに拉致された女性たちの受けた被害のことであり、それは第二次大戦中の日本軍の慰安所の状況とは全く違うものである。
今回の事件は実質的には外交問題である。本来なら日本政府が行わなければならないことを、吉村市長は頑張って主張しているわけだ。ウソであっても言い続けていれば世界の人を信じさせられるという外交戦を中国や韓国は行ってるわけであり、政府はきちっとそのことに対応しないといけない。そして、慰安婦問題に対して決着をつけた「日韓合意」を反故にして韓国がトランプ大統領に元慰安婦を抱きつかせたりしてる行為に対して、「遺憾の意を表明」どころではなくて、駐韓大使を即座に引き上げ、韓国から日本への入国禁止を表明し国交断絶も辞さないという強い態度で強く抗議しないといけないのである。「あんたの国は国と国との正式な約束を簡単に破るのか?」ということを世界に発信しないといけないのだ。どうして日本の外交はこんなに腰抜けなのか。
怒るべき所は怒る、主張すべき所は主張する、これが外交の基本姿勢ではないのか。その上で両国の利害関係を考えて友好的にふるまえばいいのである。そして「世界にウソの宣伝をする外道国家」に対して「おまえらいいかげんにしろよ、舐めんなボケ!」というアピールをしないといけないのである。
またこの問題とは全く別に、ベトナム戦争で多くのベトナム人が虐殺され、女性がレイプされて多くの「ライダイハン」と呼ばれる子どもが産まれた問題に関して韓国政府は公式に謝罪したこともないし、この事実そのものを認めていないということがある。ぜひとも韓国大使館の前にベトナム戦争で虐殺の犠牲になった人々の慰霊碑を建てるべきである。もしも韓国政府が抗議するなら、その矛盾を反論すればいい。住民に対する無差別な虐殺と、制度としての戦場売春婦や慰安所の設置と、どちらが人道に対する罪であるかはもはや言うまでもないだろう。それこそ世界中にベトナム戦争の犠牲者の慰霊碑を建ててまわるぞと言ってやればいいのである。もちろん実際にそこまでやる必要はない。相手のレベルまで下がってしまう必要はないからだ。
慰安婦像の設置は日本人へのヘイトスピーチである。特定の民族国家に対するヘイトスピーチによって、新たな差別や迫害が発生するのである。未来というのは国家と国家がそうしたわだかまりを超えて連帯しないといけないのであり、そうでないと戦争や地域紛争を無くすことはできない。世界中で日本人へのヘイトスピーチを中国や韓国が繰り返すのは、実は日本に対する劣等感の裏返しであるということもオレにはわかっている。誰かの悪口を言って貶めれば相対的に自分の価値が上がると思っているクズの発想である。
←1位を目指しています! m(_ _)m