2017年11月18日(土) |
予防接種してきたぜ! |
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オレは行きつけの町医者でインフルエンザの予防接種をしてきた。3500円だった。オレは長いことインフルエンザなんてかかったことなかった。同じ家で暮らす息子が新型インフルエンザで苦しんだときもオレにはうつらなかった。オレの父もかからなかったので、老人とオッサンにはうつらないと勝手に思っていた。
しかし、2年前にオレは突如激しいインフルエンザの症状に襲われたのだ。オレの担任するクラスはインフルエンザで大量の欠席者を出した。その中にオレも含まれていた。生徒がオレにうつしたのか、オレが生徒にうつしたのか、生徒からうつされたオレが生徒にうつしたのか、詳しいことはわからない。ただ、オレは3日ほど何もできずにただパソコンを眺めて遊んでいたことを覚えている。
それ以来、オレは予防接種をしている。たかだか3500円ほどの出費で、あの苦しみを回避できると思えば安いモノである。予防接種しないヤツというのはインフルエンザにかかったことのないヤツか、あるいはかかっても根性で直すという馬鹿だろう。そんなものは医学の進歩に頼ればいいだけのことである。
もちろん、インフルエンザにかかってから医療機関に行っても4日くらいで治ることは治る。だからそんなに心配することでもないのだが、高校3年の担任を持ってるオレは絶対に今かかるわけにはいかないし、生徒にうつしてもならないのだ。オレにインフルエンザをうつされたために受験に失敗するような不幸な生徒が出れば、オレは一人の人間の人生を大きく変えてしまうことになる。だからこそ絶対にかかってはならないのである。
この予防接種というのは、クルマの任意保険みたいなものだと思う。もしも事故に遭ってもゼニを負担しないでいいということと、インフルエンザのウイルスに襲われてもへっちゃらということは同じ状況である。
世の中にはリスクを考えない馬鹿も多い。避妊しないで不特定多数と性行為をする馬鹿とかがその最たるものだが、そういう馬鹿が梅毒スピロヘータとかをまき散らすことを考えればそれこそ駆除してもらいたいと思うのである。迷惑なことこの上ないのである。インフルエンザにかかっているのにそこら中を歩き回ってウイルスをまき散らすバイオテロリストも同様だ。そういうわけでオレは自分がテロリストにならないためにも予防接種するのである。
ただオレの場合、生徒にうつさないように予防接種するのだが、オレのような受験生を教える立場の教員の場合、この予防接種代は学校が負担すべきものじゃないかとオレは思うのである。高校3年の授業を担当する教員全てに学校が無料で予防接種をしてくれるなどの便宜をはかってくれないかと思うのである。オレのように自費で予防接種を受けてくるような生徒想いの教師ばかりが世の中に存在するわけではない。どこかにインフルエンザをうつしまくることに快感を覚える外道教師も存在するかも知れないのである。「今日は何人にうつせるかなあ」などとニヤニヤ笑って言う悪魔のようなヤツが日本のどこかにいるかも知れないのだ。
インフルエンザの大流行を阻止するためには、みんなで予防接種を受けるしかない。まだオレの周りでは「かかった!」という声は聞かれないが、寒さ本番を迎える中で、そろそろインフルエンザウイルスが襲撃してきそうな気がしてならないのである。
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