2017年11月08日(水) |
無保険車と無責任男 |
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クルマを運転する場合、任意保険に入ることは当然のことであるとオレは思っていたが、世間には無保険車がけっこう走ってるようである。ネットでその資料があるだろうかと思って調べてみると、2013年の県別任意保険加入率の一覧表を見つけた。
それでわかったことなんだが、全国平均は73.3%だった。なんと約3割のクルマが無保険なのである。これは驚くべき数値である。3割と言えばごく普通に遭遇する可能性があるのだ。
では都道府県別の1位と最下位はどうなってるのか。1位はなぜか大阪の82.1%である。少しオレは安心した。大阪で事故を起こした場合、相手が無保険車の割合は2割しかないということである。そして最下位は沖縄の52.6%である。他の5割台の都道府県は秋田、島根、高知、宮崎、鹿児島といった田舎が多く、大阪以外で8割台のところは愛知県である。
どうして任意保険に入らないのか。「オレは事故なんか起こさないから」と思ってるのだろうか。どうしてそんなに無責任なのだろうか。リスクに対してどのように考えてるのだろうか。
そこでオレは似たような事例を考えたのである。それは性行為のことである。避妊しないで性行為をしても100%子どもができるとは限らない。そういうわけで世間には避妊などしたことがないという無責任男がかなり存在する。これまでたまたま子どもができなかっただけで、今度はできるかも知れないのである。しかし、そういうクソ男は責任を全て女性に押しつけて自分は逃げてしまうのである。
極端なたとえだが、任意保険に入らずにクルマを運転するということは、コンドームを付けずに性行為を行うことと同じである。その割合が大阪では2割以下で、沖縄では5割近いのである。両方の行為はきわめて似通った性格なので、きっと大阪の男はきちんと避妊をし、沖縄には避妊などしない無責任な男が多いのだろうと勝手にオレは推測する。無保険男と無避妊男の共通点は、どちらもリスク管理ができてないということだからだ。
オレの加入している自動車保険には、無保険車特約というものがついている。これは事故の時に相手が無保険車だった場合に補償してくれるというものである。そんなオプションがついているということは、そういう事態が多いと言うことなのかも知れない。
そうして加入している自動車保険だが、考えたらオレは今のクルマになってから一度も使ったことがない。それどころか、前のFTOの時も使わなかった。その前の日産EXAの時に一度使ったことがあるだけで、軽微な自損事故は保険料率の関係で使わずに直したのである。だから30年近くオレは一方的に保険料だけを支払ってきたということになる。20等級で割引率はずっと最大のままである。保険会社からみればオレは本当に優良顧客である。
その一方で事故を起こしまくる悪質な顧客もいるわけである。オレの掛けた保険料はそうした事故をよく起こす奴らのために使われているわけだ。まっとうな人間の銭を使うのがDQNというのはなんとも納得がいかないのである。
今は自動車保険の新商品として、1日だけという単位で掛けることができるものがあるらしい。友人の車を借りたときとかに一日単位で掛けられるというのはなかなか便利である。休日しか乗らないドライバーならば、そういうのもありだろう。
無責任な人間が増えれば無責任なドライバーも増えるだろう。それに比例するなら無責任な男も増えて子どもがたくさんできそうな気もするのだが、そうやってできた子どもがちゃんと産まれるところにまでたどり着けないのは、そんな無責任な男を父親にしてしまうことに不安を感じる女性が多いからだろうか。少子高齢化は国家の喫緊の課題だが、無責任な男が増えてそれが解消したら本当の国家の危機がやってくるとオレは恐れるのである。
注:保険加入率に含まれるのは損保各社であり、JA共済などは含まれないので、地方はその率が高いのかも知れない。今回5割台だった都道府県も共済を加えればかなり加入率は上昇するのかも知れない。
←1位を目指しています! m(_ _)m