2017年10月24日(火) |
若者は現状を肯定しているのか |
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今回の衆議院選挙に関してのテレビ朝日の出口調査の結果を見た。それでオレは驚いたのだが、なんと18,19歳の投票の47%が自民党、20代の49%が自民党に投票していたということであった。一番自民党投票が少ないのが60代の30%で、70歳以上は37%である。
立憲民主党+共産党に投票したのが一番多いのは60代の33%、18、19歳は18%でもっとも少なかったのである。
出口調査自体の信憑性はかなりあやしいものだが、それにしてもこの結果というのは驚くべきものであった。サヨクが若者にアピールできなくなった時代ということなのだろうか。それとも若者が保守化しているということなんだろうか。オレは日頃「若い世代がもっと投票しろ」とここで書き続けてきたのだが、若い世代が投票することでさらに自民党の得票が増えるということなら、自民党は若者にもっとアピールすべきではないのかなどと思ったのである。
オレがずっと感じていた「高齢者の票に支えられた自民党・公明党」という理解は間違っていたということになる。
今の日本が若者にとって住みよい国だろうか。家も買えないし車も買えない。結婚するにはゼニもない。しかしスマホゲームに課金できるし、結婚しないつもりなら日々を楽しく過ごす仲間はいるし、同棲するパートナーもいる。同棲するならなぜ結婚しないのかという疑問はさておき、子どもを持たないと決めれば保育所のことなどで悩むこともない。娯楽はいくらでも自分たちの周りに存在する。その中で楽しく遊んでいれば毎日は充実している・・・ということなのだろうか。
確かに昔とは違う。クルマを所有してそれで遊びに行くということは若者にとってさほど重視されることではなくなった。だったら彼らは旅行しないのかというとそうでもないようである。海外旅行する若者は多いし、旅行そのものが驚くほど安い。
価値観のものさしは大きく変わっている。何を優先するかということも昔とは違う。民主党政権の時代に比べて経済が好転したのは事実だ。それをもって若者は「自民党政治がいい」と判断しているのだろうか。そもそも本当に経済が好転してるのか。
ただ、この選挙の結果を理解して、「自分達は若者の票をもらってる」と自民党首脳が考えてくれたのならば、それは若者向けの政策として反映されるだろう。オレが密かに期待するのはその部分なのである。10代20代が自分達の党に投票してくれたことに感謝するのならば、彼らが今後も支持者で在り続けてくれるような政策をこそ実行すべきじゃないのか。そんなことをオレは思うのだ。オレはお友達で国民の税金を山分けするような連中は嫌いだし、犯罪をもみ消す外道も嫌いだ。しかし若者はそういう連中を支持しているというのもまた厳然たる事実なのだ。彼らは自分が理不尽な犯罪被害者となって警察権力に真犯人を隠匿されるなんてことは起きないと思ってるし、奨学金という形で借金を背負わされることを自己責任だと思っている。
現状を肯定した若者は、現状の日本が向かってる将来もそのまま受け入れている。いずれ日本が向かう道というものを見通す力があるのだろうか。オレの思ってることは杞憂なのだろうか。
消費税が10%になってしまうことを全世代は選択したのである。オレはあきらめてその前に大きな買い物をしておこうと思っている。
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