2017年10月21日(土) |
その一票を行使せよ! |
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明日は衆議院選挙の投票日である。オレはいつも思っている。政治に対して不満があるなら絶対に投票しないといけない。棄権するということは賛成することと同じなのだ。投票というのは現政権をよしとするか、否かというただそれだけの選択肢である。
安倍首相は「国難」だという。北朝鮮のミサイルが国土の上空を通過することが国難だそうである。「アホか!」とオレは言いたい。国難というのはおまえのような公私混同のクソ野郎を首相に抱いてるということなのだ。おまえの妻がホイホイと名誉校長に就任したことで国の財産がタダ同然で払い下げられたという国政の私物化をオレは「国難」だと言ってるんだ。そんなこともわかってないのか。
国民審査を受ける最高裁裁判官の中には、加計学園の関係者もいる。加計学園というのはこんなにも国家の中枢に関わってるのである。一つの学園がここまで深く国政に関与していて、国庫や地方自治体から支出された巨額の税金を受け取ってるということは問題ないのか。そこになんらかの不正が存在しないと100%言い切れるのか。なぜ今治市にある獣医学部の建設費は、通常のけんせつひの倍以上の金額で、しかも自民党の関係者のゼネコンが受注してるのか。オレはそういう「お友達政治」がイヤだ。オレが首相ならばむしろ自分の身内をはずすだろう。それが公正無私であるということだかただ。
昨年の参議院選挙の直前に、なぜか老人に3万円配るという選挙対策が行われた。どうせなら18歳選挙権を得た若者に一律に3万円配るという大盤振る舞いを期待したいところだがそういう政策は絶対にやらない。なぜか? 老人は自民党に投票してくれる人が多いからゼニを配る価値があるが、若者はそもそも投票しないので配っても意味がないということである。
老人に配る3万円を、介護現場で働く労働者全員に配るということならばどれほど現場で苦労している人たちは喜んだだろうか。たった3万円であってもそれは意味のある政策だったはずだ。しかし実際は労働単価はどんどん値切られ、保育や介護という業界には人が集まらないままである。人手不足なんだが、あくまでそこで求められてるのは「低賃金労働者」なのである。
その結果どんなことが起きるのか。仕事の意味を理解して志がある人が「賃金が安くても働く」一方で、「他で雇ってもらえない能力の低いDQN」もその業界にやってくる。そして前者の人たちはストレスでぼろぼろになってやめていく一方で、後者の連中は老人をストレスのはけ口にして虐待を繰り返すのである。施設の経営者の所には補助金が入るが、それをフトコロにため込むくそみたいな経営者が多い。オレはそうした実態をいくつも見聞きしている。きちっと監視する機能があればそうしたことは防げるのだが、お役所は仕事をしないのである。
アベノミクスは大企業と金持ちを豊かにした。それはまぎれもない事実だ。企業の内部留保はこの5年間で200兆円も増えたのである。株式投資してる人たちは株価上昇でウハウハ言ってるのである。しかし、それは残念ながら多数派の貧しい国民を豊かにすることにはつながらなかった。大企業のトップがクソばかりだからである。国家国民が存在してのその上での企業活動であるということを全く理解していなかった。トヨタ自動車の社長などなんで若者がクルマを買えないかを全く理解せずに、およそ若者に買えないような車ばかり売り続けたのである。トヨタがスバルと共同開発した86/BRZを買ってるのはオレのような世代のオッサンばかりである。どうして100万円程度で買えるようなスポーツカーを考えなかったのだろうか。日本には軽自動車という立派な規格があるからそれを活かしてその中で工夫できたはずである。
若者はその一票を行使せよ。そして変わらなかったら今度は25歳になって自分が立候補するのだ。自分達の政治を自分達で築くのだ。老人たちがダメにしてしまった日本をこのまま滅びさせていいのか。若者から夢を奪い貧困にしてしまった国を変えることができるのはこれから世に出る若者だけである。あと50年以上生きる君たちには。もうすぐ死ぬ老人の一票よりも50倍の価値を与えるべきだとオレは正直思っている。
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