2017年10月04日(水) |
メルカリは泥棒市場である |
携帯用URL
| |
|
先日徳島県で、大量の本を万引きして売りさばき200万円稼いでいたという泥棒主婦40歳のことがテレビ番組で紹介されていた。商品を大量に販売する場合そもそもどうやって安く安定的に仕入れるのかということが問題である。この主婦はそれを「万引き」という方法で達成していたわけである。
メルカリをオレは利用していないが、少なくとも運営者側がなんらかの方法で大量販売する人をチェックしていれば、このような怪しい出品者はすぐに発見できるはずだ。商品の仕入れが困難な素人が大量出品できるわけがない。
ところがそうした大量販売者はメルカリに利益をもたらす存在でもある。手数料収入が売り上げに応じてメルカリには入ってくるからである。つまり、メルカリの運営側としてはそうした泥棒出品者が存在してくれる方がありがたいのである。
以前にメルカリで現金が出品されていることが話題になった。今は出品できないようになってるわけだが、借金まみれになってもうどこからも借りられなくなった人が、クレジットカードの支払いが一ヶ月先になるということを利用して短期のキャッシング代わりに利用していたのである。
その明らかにルール違法としか思えない現金販売でさえも、メルカリの運営側は当初はそのまま放置していた。もうかるからである。つまり、運営側にはまっとうな道徳心などこれっぽっちもなく、ただ単に「法律の不備をついて稼げる内に稼ぐ」という行動をとっていることがよくわかる。
もしもメルカリがまともなサイトになることを目指すならば、多少利益が減るかも知れないが悪質な出品者をチェックできる仕組みを作って浄化をはかることである。それは万引きなどの犯罪の減少にもつながるし、少なくとも世の中のためになるはずだ。
みんながアマゾンで本を買うから個人経営の街の書店は激減した。今生き残っている書店がこれからも営業を続けていくためには、万引きなどの被害でそうした店の利益が失われないように守っていかないといけない。
オレがアマゾンを利用するのは書店で手に入らないような絶版本か、あるいは緊急に手に入れたいときに限られる。普通はできるだけ書店で購入する。そうして利用することが書店の経営を守ることであり、手にとって本を確かめられる貴重な場所を存続させるために必要なことだと思うからである。
年間に万引きされる本の冊数は莫大なものであるという。大型書店では一ヶ月に数百万円の被害が出るらしい。大量に万引きする連中は本に対する愛情などカケラもなく、ただ転売してゼニを稼ぐためにだけ盗む。だから人気のある新刊コミックがすぐにヤフオクやメルカリで売られたり、ブックオフの店頭に並んでいたりするのである。
日本は治安の良さで世界に誇れる国であると思っている。しかし、万引きという名の窃盗の被害金額の多さを思うと、決して「治安が良い」などとは言えない。まずそういう連中に対してきちんと検挙できる体制作り、そして厳罰化である。この「200万円稼いでいた徳島の40歳の女」などは懲役20年くらいの罰を与えてもらいたいのである。そしてシステムとして故買品の流通を許しているメルカリの側がもっと遵法意識を高めてもらいたいのである。当局は盗品が流通することを幇助しているメルカリに対して法的措置や制裁も検討すべきである。そもそも現金販売を「ルール上問題ない」と当初黙認していたような会社にまともな遵法意識などあるわけないだろう。出品を受け付けた時点で責任者を逮捕すべきだったのだ。
徳島ではチケット販売詐欺の誤認逮捕で無実の女性が長期間拘留されたという事件もあった。この200万円万引き女の場合、書店が状況証拠を積み重ねて訴えても全く警察は動かず、結局犯人逮捕につながったのは書店員と万引きGメンのがんばりだった。徳島県警というのは県民にとって全く頼りにならないのである。どうせ意味もない交通取り締まりに精を出してるのだろう。
ただ、今回の事件を知ってオレもひまつぶしにメルカリに登録してみようかと思ったのである。きっと盗品売買のクソを何人も発見できそうな気がする。怪しいヤツはすぐにわかるぜ。
←1位を目指しています! m(_ _)m