2017年03月21日(火) |
ブラック保育園の経営者を逮捕しろよ |
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世間はブラックが大流行だ。ブラック企業にブラックバイト、ブラック小学校にブラック幼稚園や保育園まであるのである。兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」はひどいブラック保育園であったことが暴露されて話題になっている。給食の量を減らし、人件費を切り詰めて遅刻や欠勤から罰金を取り立て、無給で働かせたりしていたと言うからあまりにもひどい。またこのような施設にも巨額の補助金が支給されているということも全くもって許せない。経営者を逮捕して刑務所にぶち込むべき案件であるとオレは思うのである。
働くためには幼児を預けるしかないという親は弱い立場にある。保育園がひどいところであっても、そこに預けるしかないという状況があり、子どもが人質に取られてる以上告発することもできない。今回抜き打ちで検査してはじめてそのひどい実態が暴露されたわけだが、このようなブラック保育園は全国に数多くあるとオレは思っている。こういう施設は経営者の財産や特権を没収して、まっとうな経営者に委ねるしかないのではないか。志のない人間が学校や保育所の経営を金儲けで考えるとこんなことになってしまうのである。そんなふうにならないようなチェック機能と仕組みを構築することが必要ではないか。常に待機児童が存在して、園児を奪い合うという競争原理が働かないことが、このような悪質な施設が存在することの根本的な原因である。
神戸新聞の記事を引用しよう。
兵庫・姫路のこども園 保育士欠勤や遅刻で罰金、無給勤務
神戸新聞NEXT 3/21(火) 7:30配信
不適切な保育実態が明らかになった兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」が、保育士と不当な雇用契約を結んでいたことが20日、市などへの取材で分かった。給付金を受けるため市に提出した雇用契約書とは別に、欠勤や遅刻をすれば罰金や無給勤務を科す“裏契約”を交わしていた。市は労働基準法違反などの疑いもあるとみている。
同園はこども園の認定を受けた2015年度以降、運営のため、年間約5千万円の公費を受給。保育士の人件費も含まれている。
市などによると、同園はこども園への移行に伴い、市に雇用期間や賃金を記した契約書を提出。一方で一部の保育士と内容の違う契約書を交わしていた。
“裏契約書”には、欠勤や遅刻、早退をした月は給与から1万円減額すると記載。無断欠勤すれば無給のボランティア勤務7日間、30分以上の遅刻なら2日間などとした。保護者を待たせた場合は「10日間のボランティア勤務、お客さま宅に謝罪」ともあった。
また、祝日などで保育士の休日数が園の規定よりも多い月は、日数に応じて給与がカットされていたという。
裏契約書は16年度になくなったが、その後も雇用状況は変わらなかったという。
同園の保育士は「1日働いても無給で理不尽に感じたが、園の方針で従うしかなかった」と証言した。
同園を巡っては、兵庫県と市の特別監査で、保育士数を実際よりも多く報告して給付金を水増し請求するなどの不正行為が判明した。県は近く、こども園の認定を取り消す方針。(金 旻革、木村信行)
認定を取り消せばそれでいいのか。詐欺罪で告発して経営者を逮捕して、不当労働契約や園児に対する虐待といった罪でも告発すべきである。最低でも10年くらいは刑務所にぶちこんで、これまでに支給した分の返還と相殺する形で財産をすべて没収すべき事案だろう。「取り消す方針」なんて寝ぼけたこと言わずに即座に経営者を逮捕拘禁すべきじゃないのか。今頃はせっせと証拠隠滅してるに決まってるじゃないか。
森友学園の経営者である籠池夫妻のハチャメチャぶりが世間では話題になっているが、あそこまでぶっとんでなくても、かなりあくどい連中が預かってる子どもを虐待したりしている園はあるだろう。ところがそうした連中の既得権益がしっかりと守られてるというのもまた事実なのである。オレのようなまっとうな人間を経営者に据えてゼニの流れを管理させれば問題は一切発生しないわけだが、実際はがめつく私腹を肥やす連中が「私立保育所経営」というおいしい利権を手放さでいるのである。
夢を抱いて保育士になった人たちがその夢とやる気を搾取され、ストレスを子どもに向けて発散するようになったらこの国はもうオシマイだ。将来の不登校やニート予備軍は幼稚園・保育所時代に作られると言われる。教育資源もゼニも本当に使わないといけないのは幼児教育であるという大切なことが、わが国の政治を動かしてる連中には全く見えてないのである。実に嘆かわしいことである。
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