2016年12月05日(月) |
カジノではなく「賭場」を作ればいいのである |
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カジノを含むIRの建設を促進する法案が可決されようとしている。オレは思うのだが、なぜ「カジノ」なんだろうか。どうしてそこにわざわざラスベガスやマカオにあるようなくだらないものを作ろうとしてるのだろうか。そんなものを真似て作ったところでしょせんそこに漂うのは「まがいもの」感である。そんなものを作らなくても日本には日本の伝統的賭博があるじゃないか。サイコロ賭博を開帳すればいいじゃないか。丁か半かというしごく単純なルールで楽しめるわけで、外国人観光客に楽しんでもらうにはこれしかないとオレは思うのだ。
ゼニを使ってもらう以上、最高級のおもてなしが必要だ。そしてその場の雰囲気を盛り上げるだけの演出もいるだろう。壺振りのおねえさんの美しさにゾクゾクし、片膝立てた瞬間のそのチラリズムに思わずよそ見をしてしまってる間に気がついたら負けが込んでいるというのが賭場の醍醐味なのである。
広間でサイコロ賭博を開帳している一方で、小部屋では花札遊びをすればいい。ルールを教えれば外国人もきっと熱狂するだろう。このような美しいカードゲームが存在するということを日本は世界に発信するべきなのだ。
麻雀人口も減少しているという。麻雀にゼニを賭けないことなどないのに表向きは「賭け麻雀」は禁止されている。カジノ法案というのは別に外国のカジノをそのまま日本に持ち込むことではなくて、もともと日本にあった賭博の文化を成熟させて紹介するものとして活用すればいいと思うのである。
暴力団も弾圧して解散に追い込むだけではだめだ。、彼らの再就職の道を閉ざせば今度は犯罪に走ったり生活保護を必要とするわけで、彼らにまっとうな職場を与えて雇用しないといけないとオレは思うのだ。その賭場の運営を任せて、その代わりにきちっと納税させればいいのである。彼らがシノギを覚醒剤の売買や非合法活動に頼らなくてもいい様にきちんと収入の道を保証してやることも大事だとオレは思うのだ。賭場の運営というのはまさにうってつけの職場じゃないか。
日本に来た外国人はそこで日本的なものを期待してるのだ。せっかく日本に来たのにみんな洋服を着て近代的な生活をしている姿を見て「えーっ!これが日本なの?」と失望してるかも知れないのだ。そんな彼らに時代劇の中にあるような世界を見せてやればいいのである。タイムスリップしたような感覚を味あわせればいいのだ。
「吉原」も江戸時代そのままの形で復活させればいい。そして最高級の美女は○○太夫とか名乗ればいいのである。最高の娯楽施設として、そして「おもてなし」の文化として復活させてしまえばいいのである。なんか法律の抜け道を作ってタテマエでは「売春防止法」なんて法律を作りながら実際は破られてるという状況よりも、きちっとした法律やルールで守る形で女性の権利が守られて高収入も確保されるようにすればいいのである。中間で搾取するヒモやヤクザを排除して、そのかわり高額納税してもらえばいいのである。ケチな脱税をするクソ企業家よりも、何千万も納税していますという花魁(おいらん)の方がよほど社会に貢献してるということを世間にわからせればいいのである。
たぶん国会でああだこうだ語ってる国会議員の連中は、カジノなんて外国のカジノ運営会社に丸投げすることしか考えてないだろう。自分で工夫することなど彼らの貧困な頭脳では無理だ。そうして美味しい部分、収益の部分はほとんど外資に持ち去られてしまうのである。せっかく「国益」になると思って作った施設が、実はほとんど国内に富を還元せずにギャンブル中毒者だけを増やす迷惑施設になってしまうのだ。政治家にまかせれば必ずそうなる。
日本版カジノの運営に成功する鍵は、山口組などの広域指定暴力団幹部の協力を得られるかどうかである。彼らの雇用を確保して活用することが成功の鍵ではないかとオレは思っている。そうしてヤクザの経済活動もオモテの社会の経済活動の中に組み込んでいくことが、覚醒剤やその他の非合法ビジネスから足を洗わせるためには必要なのである。
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