2016年09月25日(日) |
民進党の自滅について |
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民進党は蓮舫を代表にしてしまった。他にまともな人材がいなかったということもあるが、あの悲惨な民主党政権の失政を思えば国民の信頼を取り戻すことは永久に無理だろう。その上今回あろうことか蓮舫を党首にしてしまった。これでもはや民進党の命運は尽きたとオレは思っている。いずれ旧社会党のように滅びていくのだろう。民進党がそうして滅んだ後に、自民党に対抗しうる野党は共産党と日本維新の会しか残らないとオレは思っている。
どうして民進党の代表が蓮舫ではいけないのか。それは彼女が嘘つきだったということである。国籍の問題に関して彼女は公然とウソをついていて、その後「アレは真っ赤な嘘でした」と謝罪することをしなかった。
この件に関してサヨクの論客たちは「国籍なんて関係ない」「外国には二重国籍の政治家も居る」「グローバル化の時代に国籍云々はナンセンス」という主張をして蓮舫を擁護している。オレもその主張には同意する部分が多い。ただ、そうした主張をしてもよいのは堂々と二重国籍を公言していた場合のみである。彼女はそれを隠していて、暴かれてからあわてて台湾籍からの離脱を表明したのである。
政治家にとって大切なのは信頼である。富山市の市会議員たちが政務調査費の稚拙な不正を告発されて次々と辞職している。ウソをついて税金をだまし取っていたということで辞職しているわけだが、国会議員としての蓮舫がその経歴に「日本と台湾の二重国籍の状態にあります」と記載しなかったことは経歴詐称ではないのか。その場合、党首云々ではなくて、当選を無効にされるようなことではないのか。2003年の衆議院選挙で当選した古賀潤一郎はその後ペパーダイン大学卒業という経歴がウソであったことを暴かれ、党から除名された後に議員辞職している。蓮舫も二重国籍を隠したまま政治活動を行っていたことを謝罪する気持ちがあるなら議員辞職すべきである。
日本は台湾・中国との間に尖閣諸島の領有に関するトラブルを抱えている。もっとも問題視しているのは中国や台湾の側だけであり、日本にとってそこは昔から領土だからこれは「中国・台湾からの言いがかり」である。ところが蓮舫は民主党政権時代にこのことに関して「領土問題」と発言している。尖閣が日本固有の領土であるという前提に立てば、そこには領土問題など存在のしようがない。ところが蓮舫がここで「領土問題」という発言をしたということは彼女が中国や台湾側の主張に肩入れしている売国奴か、単なる馬鹿かどちらかということになる。前者なら国会議員としてふさわしくないし、後者で会っても国家の選良としてまことにふさわしくない。いずれにしても恥を知るならさっさと議員辞職して、改めて日本国民として選挙で信を問うべきである。もちろんこれまでついてきたウソをお詫びした上で。
日本人は議論ができない民族である。それは意見の中味ではなくてそれを言ってる人が誰かと言うことを常にモノサシにしているからだ。たとえばパリ人肉食事件の佐川一政さんが連続幼女誘拐殺人犯の宮崎勤に対して語ったとき、世間はその意見の中味を問題にするのではなくて「おまえが言うな」という論調だった。一度人を殺した人間はたとえ更生したとしても一生元人殺しと呼ばれ続けるのが日本という国なのだ。一度不倫をした人間はずっとそのレッテルを貼られたままだし、一度覚醒剤を使った人間も同様である。もちろんオレはそれが日本人の国民性であると思っている。あくまで意見の中味よりも語ってる人の人格で判断するのだ。田代まさしがいくら更生を語ったところで基本的に信用されないのが日本という国なのである。
蓮舫は国籍に関してウソをついていた。この事実は永久に変わらない。そのウソは政治家としての自分を有利にするためのものであった。そのウソつきを党首にしてしまった。その結果、党として「ウソつきに対して寛容な政党」というレッテルを貼られることとなった。もっとも消費税の増税に反対するマニフェストで圧倒的勝利を収めたくせに増税の法案に賛成した旧民主党のことは、すべての国民が「ウソつき政党」と感じているわけだから、ここで党首がウソつきの代表として就任することはまことに似つかわしいことかも知れない。いっそ民進党という党名も変更して「大嘘党」などの名前でやれそうもない政策をほざいて国民をあきれさせるお笑い政党としてやっていけばいいのかも知れない。
民進党がこうしてコケた今、日本には自民党に対抗しうる野党は共産党と日本維新の会のみになってしまったのである。
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