2016年05月15日(日) |
オレはトランプ大統領を熱烈歓迎する |
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アメリカ大統領選挙にトランプ氏が勝てばどうなるのか。オレは少し期待してその成り行きを見守ってる。彼が「駐留費を100%負担しないならば、海外にいる米軍を撤退させる」と主張しているからだ。撤退してもらおうじゃないか。アメリカの米軍に帰ってもらおうじゃないか。なんてすばらしいことだ。日本中のサヨクの人々はみんなでトランプ大統領の誕生を期待すべきである。
日本車に3割以上の関税をかけるという。いいじゃないか。富士重工みたいに「高くても売れる」という人気の日本車が存在するのだから。もっとも多くの日本車が今やアメリカで生産されているということを彼は知ってるのだろうか。日本メーカーの進出が雇用を生み出し、アメリカの産業に貢献していることをわかってないのか。
オレが期待するのは、トランプ大統領という独裁者が生み出す混乱である。北朝鮮とケンカするならどんどんやってくれ。金正恩を亡き者にする暗殺部隊を送ってくれ。そうしたら一挙にいろんなことが片付くだろう。
トランプ氏は「強いアメリカを取り戻す」と主張する。しかし、アメリカの製造業の多くはもう壊滅してしまったのである。今やアメリカの主産業は金融業である。自分たちが作った取引のルールを世界に押しつけ、世界中投資マネーの上前をはねてるのがアメリカの主産業であるということを忘れてはならない。人口構成も昔とは違う。白人の比率が下がり、黒人やヒスパニック系、そして最近はイスラム系や中国・韓国系の住民が増加している。昔よりもさらにアメリカは「合衆国」になってるのである。そこで彼がしようとしている「メキシコとの国境に壁を作る」なんて発想がいかに無意味かをオレは思うのだ。
日本の政治家はあきれるほど無能だ。舛添みたいに税金で豪遊するためにだけ都知事になったようなクズまでいるし、公金を自由に使えるという立場では都議会議員も同じだからろくに追及する気もなさそうである。だからこそオレはトランプ大統領を期待するのである。そういうむちゃくちゃなヤツが大統領になった方が、少なくとも何もしない無能なヤツがなるよりも面白いじゃないか。どうせ人生たかだか70年だ。せっかくこうして生きているのだから歴史というドラマは少しでも盛り上がった方がいい。それなら無難なヒラリー・クリントン大統領よりも、何が起きるかわからないトランプ大統領の方が面白いじゃないかと、ただの野次馬のオレは感じるのである。
日銀がいくら金融緩和策をとっても、政治がそれ以上に無能だったから日本経済は復活せずに腰折れした。円とドルの為替レートも瞬間的に125円近くまで行ったが、今は110円台を割り込んだままである。やがて円高が進んで100円を切るだろう。せっかく円安のおかげで大量に来てくれた海外旅行者もいずれ頭打ちになる。なぜそうなったのか。政府が次なる一手を打ち出せなかったからである。金融緩和によって見かけの相場は上昇させられるが、実体経済を回復させることはできない。金融緩和とは実体経済を回復させるためのただの時間稼ぎに過ぎないのである。実態経済の回復には右肩上がりの需要増を生み出すためのなんらかの政策が必要だったのだ。それが欠けていたためにアベノミクスは失敗に終わったのである。すべて政治家が無能だからこうなったのである。
トランプ氏は、時計を40年くらい前に戻そうとしている。アメリカの経済が強かった時代に回帰しようという途方もない夢を語っている。いいじゃないか。その途方もないバクチが成功するのか、失敗して大混乱が生じるのか。オレは何の変化もない未来よりは、何が起きるかわからない未来の方がいい。だからトランプ氏を支持したいのである。一度壊滅した製造業をどうやって再生するのか。どんな手法で過去に戻るのか? その手法がうまくいくのならばぜひとも日本の政治家に学んでもらいたいぜ。
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