2016年04月29日(金) |
おやつは140円のキャベツ焼き |
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オレは仕事の帰りによくあべのキューズモールで税込み140円のキャベツ焼きを食べる。買ったらお持ち帰りではなくてそのまま受け取り、すぐそばにあるフードコートの椅子に座って食べる。あべのキューズモールは駐車場が30分までは無料だ。キャベツ焼きを食べるのにかかる時間はほんの数分である。だから無料駐車の時間内に食べてすぐにクルマに戻れるのである。しかもこのキャベツ焼き、ものすごくおいしいし、中に入ってる隠し味の天かすもまた絶妙の味なのである。もうオレはやみつきなのである。週に2、3回は立ち寄ってるだろう。
このキャベツ焼き、以前はいつも買ったときにさっと上からソースを一はけ軽く塗ってくれた。つまり、ちょっとだけサービスしてくれたのである。関西風の甘くおいしいソースがちょっと余分に掛かってるだけで、なんか嬉しかったことを覚えている。そして売り場の人によって塗ってくれる人とそうでない人がいることを知ったのだが、最近は誰も塗ってくれないのでもうそのサービスをやめてしまったのだろう。そしてもっと残念なことは、最近どうもソースが減ってるのである。
キャベツ焼きはソースを塗ってから二つ折りにしてパックに入っている。だから二つ折りの内側に掛かっているのだが、その中のソースの分量がどうも減ってるような気がしてならないのだ。ソースの量が減ったために、ソースの全くかかってない、生地と卵とキャベツの味だけの状態で食べている部分がどうも増えたような気がしてならないのである。これはどうしたらいいのだろうか。買う時に「ソース多め!」と一言言えばいいのだろうか。それともたった140円のキャベツ焼きに対してそんな注文を付けること自体が間違ってるのだろうか。
もしも店の側が意図的に客からは見えない部分のソースの量を減らしてコストダウンを狙っているのならばオレは言いたい。それはむしろマイナスだと。ソースを減らした分、客も減ってしまうということを考えればむしろその戦略は大間違いである。たっぷりかかってるソースが客を喜ばせていたのなら、その売りを失うことで客もまた減ってしまうことをどうしてわからないのだろうか。
昔、梅田の阪神百貨店の地下にはいつも行列ができているイカ焼き屋があった。オレは数年前にそのイカ焼きを買ったことがあるが、昔と違って小さくなって貧弱なそのイカ焼きに驚いたものである。人気にあぐらをかいた食べ物屋はいつかはつぶれる。これは絶対的な真理なのだ。特に大阪のような激戦区で生き残るためには必死の努力が必要なのである。改装工事のために閉店してテイクアウト専門の店になったが、最後のさびれっぷりはもう本当にひどかったのである。
あべのキューズモールの地下フードコートにはそのキャベツ焼きを食べている人がけっこう座ってる。オレ以外にもそれを食べに来る仕事帰りのOLやサラリーマンがかなりいるのだ。フードコートには無料で飲める飲料水のコーナーもあり、紙コップが置いてある。わざわざ飲み物を注文する必要もないのである。
このキャベツ焼きのライバルと言えば、マクドナルドのエッグチーズバーガーだろう。どちらも卵一個が入っているという部分も同じだ。しかし、値段は140円vs200円ということでキャベツ焼きの圧勝である。しかもエッグチーズバーガーを買うと100円のドリンクSも欲しくなるわけで、そうなると価格差はほぼ二倍だ。
キューズモールのキャベツ焼き、どうか値上げすることなく天王寺界隈の隠れた名物としていつまでも続いて欲しいのである。人気のあべのハルカスのその近くに、こんな素敵な店があることもぜひ多くの人に知ってもらいたいのである。そして以前あったサービス、「ソースの一はけ」が復活することをオレは願ってやまないのである。
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