2015年12月28日(月) |
婚活サイクリングの勧め |
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最近知人からこういう話を聞いた。ある20代の女性が最近ロードバイクを買ったという。その理由が「弱虫ペダル」というアニメがものすごく好きになったからだという。そういう理由で自転車の世界にデビューする女性もいるのである。
しかし、彼女が手に入れるモノはきっとただの自転車に乗る楽しみだけではないはずだ。それはサイクリングという世界の男女比である。まだまだ圧倒的に女性が少ない世界にそうしてデビューすれば、これからお世話になる自転車屋さんや走りに行った先のさまざまな場所でいやというほど男性との出会いがある。しかもその男性は同じ趣味を持つ相手なのである。これほど婚活に役立つ趣味があるだろうか。
オレが大学生の頃に所属していた京都大学サイクリング部は、西日本大学サイクリング部連盟(略称・西サ連)というものに加盟していた。そして「ラリー」と呼ばれる交流会があって、そこで他の大学のサイクリング部員と交流できたのである。ご近所の京都女子大にもサイクリング部があった。そこの美女たちとの交流が楽しくないわけがない。京大サイクリング部の中にはそこから交際相手を見つけるものが続出した。
京大サイクリング部が男子部員が圧倒的に多く、サイクリング部女子とカップルになるためには他の大学に出撃していくしかなかったわけだが、もちろんうまくいくとは限らない。少数派の女性サイクリストはどこでもモテモテだった。
大学の中には男女比がほぼ同数というところもある。大阪教育大などである。そういう大学のサイクリング部は当然のことながらカップル製造工場というか出会い系サークルのような状況で、ほとんどの部員が部内カップルになっていた。相手を見つけられない者は新入生勧誘に精を出した。もちろん何年も交際を続けて卒業後に結婚する者もいれば、次々と相手を変えて喰いまくる肉食系の男女も居て、そういう部分は今と基本的に変わらない。それが今から約35年前の状況だったのである。
自転車(ロードバイク)の性能は格段に進歩した。スマホのおかげでまるでカーナビのような形で走行記録を管理できるようになった。自転車の世界には昔にはなかった楽しみがいっぱい生まれたのである。そしてオシャレにもなった。かつての小汚い男たちが汗まみれになって走っていた雰囲気ではなく、派手なウェアに機能的なヘルメット、乗ってるのは今風にカッコイイ男女という世界になったのである。コンビニや観光地のたまり場で見かける自転車のりたちのかっこよさにオレは驚くのである。
その世界に女性のロードバイク乗りが入っていけばどうか。親切で下心のある男性たちがすぐに接近してくるだろう。女性はその中から自分の理想に合う相手を選んだらいいのである。複数の相手に思わせぶりな態度をとって、男性が自分を争うように仕向ければいいのである。河合奈保子になった気分で「けんかをやめて〜」と唄えばいいのである。オレは自転車に乗らなくなって久しいが、もしも「夫婦でサイクリング」ということになっていればきっと今でも乗っていただろうと思うのである。
趣味がサイクリングという男性は健康である可能性が高い。少なくとも趣味がパチンコとか、趣味が麻雀よりもずっといい。これは一緒に暮らしていく上で大事なことである。
実際のところどんな趣味を持っていれば婚活に役立つだろうか。スポーツ観戦する女性は昔に比べてかなり増えた。「カープ女子」などがブームになった。スタジアムの観客席に女性は有り余っているのである。将棋はどうか。将棋人口そのものが少なすぎるのである。アニメはどうか。二次元の女性しか愛せないオタク野郎ばかりなのである。そうして考えるとやはり「サイクリング」というのはかなり結婚につながる可能性の高い趣味だと思うのである。
自分の周りに出会いの場がないとお嘆きの女性の皆さん、いますぐに書店で「サイクルスポーツ」などの雑誌を買ってよく読んで傾向と対策をつかみ、マニアックな自転車店に行って10万円以内で買えるような入門用のロードバイクを手に入れよう。できればサイクルスポーツに紹介されているようなお店がいい。結婚相談所への入会金に比べれば安いものである。そうして自分の家の周辺を走ることから始めよう。少しずつ遠くへ足を伸ばしてみてみて、自分の走ったところを地図に記録しよう。そのうちに他の自転車乗りと出会うようになるだろう。マシンの調子が悪くて立ち止まっていれば、必ず誰かが声を掛けてくれるのである。
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