2015年10月11日(日) |
文化大革命を世界記憶遺産に申請しよう! |
携帯用URL
| |
|
南京事件が世界記憶遺産に登録されるという。南京市の人口よりも多くの人が虐殺されたという中国のでっち上げの誇張された内容を、ナチスの悪評を薄めるためにドイツが利用して世界に宣伝されたあの壮大な嘘である。そんなことよりも、もっと中国は世界の人々の記憶に残さないといけないことがあるじゃないか。毛沢東の命令で多くの人民が殺されたあの文化大革命である。1000万人以上の人が殺されたあの歴史の汚点をなぜもっと知ろうとしないのか。中国政府、習近平にはこうした歴史を正視してもらいたいものである。
文化大革命を知らない人のために説明すると、ようするにこれは中国共産党の中の権力闘争であり、サヨクの人たちが大好きな内ゲバみたいなものである。毛沢東が自身の復権のために腹心だった林彪に指示して民衆や紅衛兵を扇動させ、「反革命勢力」の批判や打倒という名目で中国共産党の幹部、知識人、旧地主の子孫などに「反革命分子」のレッテルを貼って組織的、暴力的なつるし上げをおこなったのである。その時に多くの死者や自殺者が出て、その数は1000万人を軽く超えるという。また多くの文化財がその時に一緒に破壊されている。なんとも馬鹿馬鹿しい事件なのである。人類史上これほど馬鹿で情けない歴史は他に例を見ない。こんな馬鹿げたことを二度としてはいけないという意味で世界記憶遺産に実にふさわしい事件である。
こんな大事な歴史を、なぜか中国の若い人々は知らないのである。そんなことは中国の歴史の教科書には書いていないし、中国共産党はそうした黒歴史は必死で隠そうとしている。私は以前に中国人の留学生に詳しくそういう歴史を教えてあげたことがあるが、彼は「政治犯で処刑されたくないから、今知ったことは全部忘れたい」と語っていた。そうして中国政府が必死で国民に忘れさせようとしている事実を、このまま風化させるのは本当にもったいないのである。ここは日本政府が代わりにユネスコに申請してやればいいのである。こんな世界史上の大事件をどうして記憶に残さないのかと世界にアピールすればいいのである。
もちろん、中国政府は必死でやめさせようとするだろう。そのときにはこう答えてやればいい。「あなたがたがでたらめの歴史を世界にアピールするから、我々は本当の歴史を広めようとしているのです。まずあなたがたがウソの歴史をでっち上げるのをやめてください。」と。
なぜ中国はノーベル賞級の研究者がほとんどいないのか。それは多くの学者がこの文化大革命で攻撃の対象となって殺されたからである。その時期に教育機関は全く機能せず、多くの学生は「下牧」と称して農村に送られた。継承すべき学問の伝統が一気に失われたのである。学問にとってもっとも大切な真実の追究よりも、中国共産党の方針に従ってるかどうかということが重視されるような価値観が形成され、そのまま現代に至るのだ。チベットでの大量虐殺も、ブータンの領土侵略も、南シナ海での勝手な領土主張も、尖閣への示威行動もすべて中国共産党の方針の上では正しいことなのである。党幹部の方々はもはや自分たちで冷静かつ客観的に考えることができなくなってしまってるのだ。
それほどまでに現代中国に大きな影響を与えた歴史上の大事件である「文化大革命」を世界記憶遺産として世界の人々に覚えておいてもらうこと、何も知らない中国の若者たちに、自分たちの少し前の世代はどんなに馬鹿ばっかりだったのかと教えてやることはとっても大事なことである。お節介かも知れないが、歴史をでたらめに教えられている隣国の若者を救ってやらないといけないのである。
こんなことを書いたらオレの日記は中国政府の攻撃の対象となるかも知れない。サイバー攻撃によってオレの個人情報が暴かれ、所在を突き止められたオレは謎の死を遂げることになるのかも知れない。交通事故に見せかけて殺されるというのは十分にありそうなことである。
歴史の真実を知ることは大切だ。真の日中友好のために、そして中国の若者と連帯するために、オレは日本政府による「文化大革命の世界記憶遺産申請」をぜひとも実現させたいのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館