2015年06月01日(月) |
自転車をガンガン取り締まってください |
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オレは最近自転車に全然乗っていない。そんなオレがクルマを運転していて感じるのは、交通ルールを守らない自転車が多すぎることである。信号無視などはまだまだかわいいもので、道路の右側を逆走してくるヤツも多い。夜道でオレの真正面から突っ込んでくる右側通行の自転車には何度もヒヤヒヤさせられた。そういう無法者であってもうっかりぶつかってしまえばこちらが賠償させられたりするわけで全くもって馬鹿馬鹿しい話である。
そんなオレの怒りに対して明確な答えが用意された。道路交通法の改正である。自転車に関するルールがかなり厳しくなって6月1日から施行されるのだ。
危険行為であると認定される14の行為とは次のような項目である。
信号無視
通行禁止違反
歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)
通行区分違反
路側帯通行時の歩行者の通行妨害
遮断踏切立入り
交差点安全進行義務違反等
交差点優先車妨害等
環状交差点安全進行義務違反等
指定場所一時不停止等
歩道通行時の通行方法違反
制動装置(ブレーキ)不良自転車運転
酒酔い運転
安全運転義務違反
最後の「安全運転義務違反」に含まれるのがどんな乗り方なのか少し気になるのである。傘さし運転がいけないとか、スマホしながら運転がいけないということだからおそらくこれが「安全運転義務違反」なんだろう。しかし、免許制度がない自転車ではきっとそういう危険行為を「悪いとは知らなかった」というふうに開き直る連中も多そうである。
今回の講習義務化にかかる道交法は平成25年に改正されている。その背景として24年の自転車関与事故の6割に自転車運転者側の法令違反があったことがあるという。「自転車対歩行者」「自転車単独」「自転車同士」の死亡事故の件数と割合も増えており、15年は61件、25年は93件となっていた。
刑事罰の対象となる14歳以上の運転者が、こうした危険行為をして違反切符を切られたり、交通事故を起こすなどの行為を、3年以内に2回以上繰り返した場合、都道府県の公安委員会から講習の受講命令が下る。受講料は5700円。受講しなかったら5万円以下の罰金となる。
子どもがこういう違反をした場合は親が罰金を払わされるのだろう。もしも払わずに逃亡した場合はどうなるのだろうか。逮捕されてしまうのだろうか。そのあたりの実際の運用もかなり気になるのだ。
大阪市内の広い道路を走ってると目につくのは逆走自転車である。広い道路をわざわざ信号のところで渡ってきちっと左側通行するのが面倒なのか、あるいは気の向くままに走りたいのか。大阪市内では信号や交通ルールに無頓着で自由気ままに走ってる自転車が多いのである。オレは何度もそういう自転車にヒヤヒヤさせられている。だからこういう道路交通法の改正は大歓迎だ。あの無法自転車の連中に正義の鉄槌を浴びせて欲しいのである。
ただ、自転車乗りでもロードバイクとかでスポーツ走行してる方々はルールはよく守ってくれてるし、逆走などは見た記憶がない。通勤時にもかなりの台数の「自転車通勤」の方々を見かける。オレは自転車を追い越すときはかならず少し右側によって追い越ししている。スレスレを通過して恐怖心を与えたりすることのないようにと考えているからだ。きっとそういう方々もルール違反の無法者たちを心の中で苦々しく思ってることだろう。
スピード違反も取り締まるのだろうか。記録用紙に書かれた○○キロという数字を競い合う馬鹿が出てきそうな気がしてならないのである。
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