2015年05月29日(金) |
イルカはNG、ジュゴンはOK |
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太地のイルカ追い込み漁は残酷な行為らしい。オレは基本的に釣りをしないし、漁業のことはわからないのだが、そもそも残酷な漁業とそうではない漁業なんて区別付けられるのだろうか。沼津の深海魚水族館の館長さんは深海から底引き網で深海魚を引き揚げるが、あれは深海で暮らしている魚たちにとって無慈悲で残虐な行為ではないのだろうか。ある行為が残酷であったりそうでなかったりという基準はどこにあるのだろうか。
日本は商業捕鯨を禁止されてしまって「調査捕鯨」という抜け道を使っていたが、それも「商業目的」だと言いがかりをつけられ、結局捕鯨から手を引けという国際社会の圧力に屈しようとしている。オレはその動きを「鯨肉ではなくて牛肉を食え」というアメリカ人の陰謀だと信じて疑わない。
今回のイルカ騒ぎだって、きっと日本に圧力を掛けることで得する連中が居るはずだ。シーシェパードとかいうあのならず者の団体が、世界中の馬鹿から巨額の寄付を集めているように、日本のイルカ捕獲を攻撃することで、またまた馬鹿からの寄付金をがっぽり集めることができるのだ。年間に50頭以上の生体のイルカを水族館向けに供給していた「太地町」が供給不可になれば、イルカの価格は上がる。今回の黒幕はイルカの国際価格をつり上げて儲けようとしている連中に間違いない。
サッカーのワールドカップ開催地やその収益を巡ってFIFAの幹部が巨額の賄賂を受け取っていたことがFBIに告発されているが、そんなことは前から世界の常識である。招致活動であれだけのゼニが飛び交ってるんだ。あの連中がクリーンなわけがないだろう。スポーツを利用してゼニを儲けようとしてる連中は世界にいくらでもいる。応援してる熱心なファンやプレーする選手たちには本当に申し訳ないのである。
海の哺乳類といえば、イルカや鯨だけではない。そういえば中国にはヨウスコウカワイルカというのがいたようだが、2006年には絶滅が確認されている。生息域の長江中流域に三峡ダムが建設されたことがその原因の一つであることは確かだろう。もちろんかの国に貴重な生物を保護しようという感覚は皆無だし、パンダが保護されてるのは海外の動物園にリースしてゼニを稼げるからである。
中国のカワイルカはどうなってもいいが、日本で豊富に棲息してる太地町のイルカを捕獲することは残虐だと世界から非難を浴びる。それなら同じく海に生きる哺乳類であるジュゴンなどはどうなのだろうか。ジュゴンの近縁種であるステラーカイギュウは18世紀に乱獲で絶滅させられている。そして沖縄周辺のジュゴン生息域には米軍が使用する軍港が建設されようとしていて、大量のコンクリートブロックが投下されてサンゴ礁を破壊しているのである。イルカ追い込み漁と、ジュゴンの生息するサンゴの海にコンクリートブロックを投げ入れることと、どちらが野蛮で残酷なことだろうか。
環境保護なんて口では言いながら、地球温暖化につながるようなエネルギーの浪費をせっせと繰り返し、大量の温室効果ガスを放出する国の代表が、「日本はイルカを虐待している」とほざいてるのを見ると腹が立って仕方がない。日本がいくら公害防止の技術を提供しても、金儲けしか考えていない経営者はそんなものには興味がないのである。
イルカを守りたいのなら同様にジュゴンも守ってくれ。おまえら西洋人が絶滅させたステラーカイギュウや、中国人が絶滅させたヨウスコウカワイルカのことも考えてやってくれ。狭い地域で軍拡競争ばかりして、自衛隊という巨大な兵力をアメリカに「どうぞご自由にお使いください」と差し出すことに安倍晋三が同意してしまい、国会ではその売国連中が過半を占めているのである。
なぜイルカを捕るのがダメで、ジュゴンは虐殺してもOKなのか。オレはその理由が知りたいのである。イルカは賢いからだめで、ジュゴンは馬鹿だから殺されるのか。そんなことは何百回も聞いたがオレは納得したわけではない。オレが納得するような論理できちんと説明してもらいたいのである。
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