2015年02月26日(木) |
慰安婦像の意味を考えよう |
携帯用URL
| |
|
韓国人団体の手によってアメリカの都市に次々と設置される慰安婦少女像について、在米日本人が撤去を求める訴訟を起こしたそうだが、米国の裁判所はその訴えを棄却する方針だという。アメリカでは裁判の結果は正義とか真実とか公正さとかなどとは無関係に弁護士の能力と政治的な圧力で決定する。それはこれまでのアメリカの裁判の馬鹿歴史をなぞれば誰でもわかる。冤罪の発生率も桁違いだし、無実の人が死刑になってしまった事例も枚挙に暇ない。そんなアメリカのクソ裁判などに期待する方が無駄だ。
それよりも、この慰安婦少女像の意味をもっと考えようではないか。
韓国では朝鮮戦争の時に朴大統領の命令で国策として「慰安所」が設置され、そこには国連軍(というかアメリカ軍)の兵士たちが通っていて、そこに勤務する女性はまともな報酬も与えられずに「性奴隷」の待遇だった。最近になってそこで働かされていた女性たちが韓国政府を相手に裁判を起こしている。この米国内の慰安婦像には、実は韓国人団体のその贖罪の気持ちが込められているのである。太平洋戦争時に娼婦として慰安所にいた女性たちの意味だけではないのだ。何事も広義に解釈しないといけないのである。
「朝鮮戦争時に私たちを性奴隷にしたアメリカ兵のみなさん、どうか私たちの苦しみをわかってください」
そういう意味で全米にこの慰安婦像を建立するのならばオレは大いに賛成だ。じゃんじゃん建てればいいのである。ついでに間違ったことばかり書いてある銘板の記載も、ちゃんとそういう内容に改めればいいのだ。
さて、もしもそういう動きを起こせば、即座に全米の慰安婦像は撤去されるだろう。だってアメリカ人にとってそういう「黒歴史」というのは認めたくない真実だからだ。自分たちの悪事を「なかったことにしたい」のは、アメリカ人の方がはるかに強く思ってることである。なにしろアパッチ族やコマンチ族を虐殺してその豊かな土地を取り上げ、そこに自分たちの国を築いたのがアメリカ建国の歴史であり、ベトナムに大量の枯れ葉剤をまいて多くの健康被害を出しながら、「因果関係は証明できない」として賠償していないのがアメリカなのである。自国が戦争で他の国の住民を虐殺するのはOK、他国が行えば「人道に対する罪」それがアメリカの価値基準である。
21世紀になっても領土拡張の夢を捨てられず、軍事力で領土拡大をはかる超大国がある。そしてなぜか欧米の腰抜けどもはそれを面と向かって非難できない。もちろん安倍晋三首相も同様だ。なぜ習近平やプーチンに向かって皮肉たっぷりに「やあやあ人殺しの国の代表さん!」と呼びかけられないのか。
政治や外交というのはウソを言っても罰せられる世界ではない。それはただの駆け引だからだ。日本の政治家はまさか韓国や中国が堂々とウソを世界に発信するなんて思ってもみなかっただろう。だから当時の南京市の人口を大きく上回る犠牲者が南京入城時に出たのだし、20万人をこえる若い朝鮮人女性が強制連行という形でトラックに積み込まれて慰安婦にされ、抵抗した男たちはみんな軍に射殺されたたことになっているのである。そのようにアメリカの歴史教科書には書いてあるらしいのだ。歴史教科書の中の日本人は快楽殺人者なのである。歴史の実証主義など中国や韓国に期待してはならない。そもそもあの2国にとって、歴史の真実などどうでもいいのである。文化大革命で何千万人が殺されたかとか、チベット侵略で僧侶や尼僧を何十万人殺したとか、そんなことは「ありもない謀略」なのである。
しかし、いずれそうした「ウソの歴史」はあばかれる。政府が公然とウソをつくような国で、まともな国民はどう感じるだろうか。自分たちが「事実でない歴史」を国策として押しつけられ、学ばされてきたことを知ったとき、彼らはどう感じるだろうか。
論語には国家成立の3つの要件(兵・食・信)の中でどれが一番大切かと弟子の顔淵から問われた孔子が、「信なくんば立たず」(国民の信頼がなかったら国家そのものが成り立たない)と答えたと記される。
国家元首が平然と世界に向かってウソをつき、一方で軍備を増強しておきながらまやかしの平和を語ってるような国で、国民がろくなマナーも身につかないクソみたいな行動を世界でやらかすのは、ある意味非常にわかりやすい図式である。あたたかく見守ってあげようではないか。馬鹿やクソ野郎とは別に仲良くする必要はない。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館