2014年08月03日(日) |
WINDOWS8に触れてびっくりしました |
携帯用URL
| |
|
オレは今日、はじめてWINDOWS8を操作した。ご近所の方が長年XPのパソコンを使用しておられたのだが、今度買い換えるということで、近所のアウトレット店でノートパソコンを購入され、その設定をオレに依頼されたのである。
さっそく梱包を解いて、パソコンをセットしてWINDOWS8を起動させて、いきなり従来のWINDOWSとは違った画面に面食らったのである。どこに何があるのか全くわからない。エクセルやワードなどのアプリケーションを起動させる方法がわからない。デスクトップには見知らぬアイコンが並び、コントロールパネルとかに行くにはどうやったらいいのか。さっぱりわからないのである。そしてもっと驚いたことは、終了のさせ方がわからないということである。電源を落とす方法がわからないのだ。
左下のスタートボタンにあたる位置にマウスカーソルを持って行けば、そこに「終了」というメニューがあって、簡単に終了できるとオレは思っていた。しかし、どこにもそういうメニューはないのだ。
それでネットで調べることにした。「WINDOWS8」「終了」で検索してみると、「チャームから終了させる方法」というのがあった。マウスカーソルを押しつけると右側に出現する黒いバーをチャームと呼ぶらしい。というわけで、マウスカーソルを画面右上(または右下)にしてチャームを出す → 一番下の[歯車]のアイコンをクリック → [シャットダウン]という手順で終われるようだ。
その「チャーム」だが、出すときのコツがなかなかつかめない。どのあたりにカーソルを持って行けば出るのか、なかなかうまくいかない。何度かしていてようやく私は出せるようになったが、パソコンの操作をそのご近所さんに代わって同様にしてもらうと、なかなかその「チャーム」が表示できないのである。なんなんだこれは!
その一方でオレは、パソコンに詳しい友人にメールで「終わり方わからん!」と聞いてみた。すると、[ALT]+[F4]キーを押してシャットダウンの画面を呼び出せばいいという返事が返ってきた。そこからシャットダウンやスリープ、再起動が選択可能だという。しかしなんてめんどうなのだろうか。実はそれを聞いて試してみたのだが、実はオレはその画面にたどり着けなかったのである。どういうことなのか全くわからないのだ。
もっと単純な方法はないのだろうか。オレはさらにいろいろと検索してみた。そしてついにたどり着いたのである。左下のスタートボタンを右クリックすると、メニューが出てくるのでそこでシャットダウンを選ぶというものである。そんなことオレは想像もつかなかったのである。
しかし、オレは思うのだ。いきなりここまで操作方法を変えてしまっていいのか。たとえば自動車の操作方法が急に変わって、「今回のモデルチェンジでアクセルペダルとブレーキペダルの位置が入れ替わっています」ということが起きたらどれほど混乱するだろうか。操作ミスによって死亡事故が多発するだろう。
確かにパソコンではいきなり人が死ぬというわけではない。しかし、従来と同じ操作ではないということは必ずミスにつながるわけだ。なんでここまで変えてしまう必要があるのか。どうしてこんなモデルチェンジをしないといけなかったのか。
最近のパソコンにはマニュアルが付属しない。またオレのように長年パソコンを触ってきた人間は、操作の仕方がわからないことなどないとたかをくくってるわけだ。しかし現実にはかなり面食らったし、「終了の仕方がわからない」という事態に遭遇して愕然としたのである。少なくともそんなふうに戸惑ったのはオレだけではない。ネット上で「WINDOWS8」「終了方法」で検索したときの記事の多さを見れば、同じようにとまどった人が多いことがわかる。
ネットへの接続環境を設定して、とりあえず今までのようにインターネットを利用できるようにTOPページをヤフーにして、それからプリンタドライバをインストールして、実際に印刷してみて確認し、その時にプリンタ脇に置かれていたのが純正品のインクだったので、その1/10の価格で買える互換インクがあることを教えて、なんとかその夜の作業をオレは終えたのである。
それにしてもどうしてこんなに変えてしまうのか。もしも全くの初心者が最初にこのWINDOWS8の操作を覚えれば、今度は古いXPパソコンなんかの操作はわからないということになる。学校現場で情報科などの授業でWINDOWSを教えるときに、常に最新のOSでやらないといけないわけで、数年ごとのマイナーチェンジのために教育現場は莫大な出費を強いられるわけだ。
パソコンソフトは毎年のようにマイナーチェンジを繰り返す。ところがオレは未だにかなり古いバージョンの「一太郎」や「筆まめ」を使い続けている。試験問題を作成するのに必要な機能は全体の機能のごく一部であり、その作業が十分にできれば新しいものにわざわざ変える必要はないからである。もちろんそんな客ばかりなら作ってる側は儲からないだろう。だからオレみたいに「長年愛用してくれる顧客」というのは製造元にとっては迷惑な存在なのである。そういう人間を大切にしようなどという意識がメーカー側に湧かないのも当然かも知れない。
はじめてWINDOWS8を使ってみた人は誰しも「終了の仕方がわからない」という局面に遭遇して愕然とするらしい。自動車の運転で、ある特定の操作がわからないということは普通は起きない。さまざまな操作系はたいていおきまりの位置についているからだ。オレが最近知らずに困ったのは代車で乗った日産キューブのスマートキーくらいで、それもちゃんと乗る前に親切に使い方を説明してもらえたのである。
XPのサポートは終わってしまったが、オレはXPというのはなかなかよくできた便利なOSだったと思うし、XPまでにしか対応していないアプリケーションを使ってるためにやむなくXPを使い続けている人たちの存在をどうか認めてもらいたいと思うのである。マイクソソフト・・・・じゃなかったマイクロソフトという会社は基本的に金儲けのことしか考えてない。オレは今WINDOWS7をとりあえずは使っているが、別にXPの時とやることが変わったわけではない。絶対にWINDOWS8は買いたくない!と思っても、店にはWINDOWS8のパソコンしか並んでないのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館