2014年07月04日(金) |
「県議」に「嫌疑」なのである。 |
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いや、ダジャレではなくて、兵庫県議の野々村竜太郎に詐欺の嫌疑がかかってるのである。なんとこの47歳のオッサンは1年間に200回近く出張し、領収書を添付しないまま政務調査費からおよそ300万円を支出していたのである。本当に年間195回も出張していたのだろうか。195回も日帰り出張すると、ほとんど地元にいられないのである。その間の議会活動はどうしていたのだろうか。
その不明瞭な支出に関して釈明を求められた記者会見で、なんとこの野々村議員はただただ号泣して、意味不明なことを泣き叫んで、結局きかれているカラ出張疑惑に関しては何一つ釈明しなかったのである。その釈明動画を見てオレはただ笑うしかなかった。泣いて許されると思ってるのは幼稚園児のレベルなんだが、その幼稚園児レベルの県会議員がいる兵庫県議会という世界に深く同情するのである。
この195回の出張というのが、小遣い稼ぎのためのカラ出張であるということは、常識で考えてもわかるわけだし、一般企業でこれをやれば下手すると懲戒解雇なんてこともあるわけだ。しかし兵庫県議会は特にこれを追求しようという姿勢も見せてないし、当の野々村議員は「手引きに従った適正な内容」と開き直ってるのである。いや、そもそもこれは「詐欺罪」で告発されるべき問題であり、政務調査費という名目で公金を詐取してるわけで、このオッサンはいますぐに逮捕されてもおかしくないとオレは思うのである。もしもこの問題を放置するならば、兵庫県議会は何の自浄能力もないクソみたいな世界ということになる。
今回の動画だが、その泣き方や水の飲み方のある特徴に対して、全く別の疑惑を投げかけている人たちもいる。まあそれはかなりうがった見方であると思うが、少なくともオレはこの釈明動画を見てすぐに「こいつはまともな人間じゃない」と思ったのである。騙されてこの馬鹿に投票してしまった西宮市民は深く後悔していることだろう。
もっとも政治家というのは「国のゼニをチョロまかしてフトコロに入れる」というのがそのシノギのメインであり、これまでの金権政治家たちというのもうまくそういうやり方で蓄財してきたのである。田中角栄もそうだし、小沢一郎もそうである。金丸信もチョロまかしたゼニを割引金融債にしていたのである。だからこの野々村竜太郎が特に変わったことをしているわけではない。彼は彼で「この政務調査費という名目でゼニをチョロまかしてやるか!」と思いついたわけであり、その使途があいまいな政務調査費でキャバクラの女の子の調査をしている議員も実際にいるわけだから、城崎温泉で芸者を上げて調査をしていたのだったら正直にそれを釈明すればよかったのである。彼が考えついた方法が仮に「カラ出張」であったとしても、別の巧妙な方法でチョロまかしてる議員たちもきっと大勢いるわけで、なんで自分だけがこんなに追及されるのかと号泣して訴える彼の怒りはある意味正当なのである。オレだけじゃなくてみんな悪いことしてるじゃないか。どうしてボクチンだけ悪者にされるんだよ〜と泣いてるのである。まるで幼稚園児である。
野々村議員は2013年の政務調査費で切手を175万円分購入したということも今回明らかになっている。いったい175万円分も切手を買ってどうしたのだろうかと思うわけで、そこでうがった見方をすると野々村議員がその切手を金券屋に持ち込んで換金したのではないかとゲスなことをオレは想像するのだが、やっぱりそこは議員様なんだし、そんな疑惑を追及されるとまた号泣して必死で否定しそうなのである。かといってその疑惑に対して周囲を納得させるような合理的な説明は全く返ってこないのである。
今、西宮市民はそんな馬鹿を選んでしまったことを深く後悔しているだろう。しかし、ここはやっぱり開き直って、「我が市の代表!」として世界にアピールするのも一手だと思うのである。少なくともあの号泣パフォーマンスは世界の多くの人々の失笑を誘ったわけで、それだけでも大いに話題になってくれたと思うのだ。西宮にこんな馬鹿がいるということで逆に話題になったのである。
今、野々村議員はマスコミ各社に対して取材の自粛を申し入れてるという。オレは彼のやったことは「詐欺」「公金詐取」だと思ってるから、即座に逮捕されて留置場にぶち込まれてもおかしくないと考える。もっとも議員の場合はいきなりそういうことにはならないだろうが、これを手続き上の問題ではなくてちゃんと「刑事事件」として動けるようにしてもらいたいし、そういう不正をするヤカラは公衆の面前で逮捕してもらいたいとオレは考えるのである。
それにしてもあの動画は今年一番笑ったのである。下手なお笑い番組よりもよほど迫真の演技だったのである。くだらないネタしかもってないお笑い芸人はいますぐに野々村議員のところに弟子入りするか、あるいは野々村議員は潔く議員辞職して、今度はその「泣きパフォーマンス」を売りにして芸能界入りを目指せばいいのである。
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