2014年03月31日(月) |
セルフ式ガソリンスタンドのお作法 |
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オレはふだんは松原市内にある激安のセルフのガソリンスタンドで給油している。土日はさらに割引があってレギュラーが147円、ハイオクが156円だからかなり安い方だと思う。そういうわけで昨日は大混雑だった。消費税5%のうちに満タンにしようと思ってる車のせいで道路にまで長蛇の列ができていたのである。
オレも仕方なくその列に加わったのだが、ここで問題なのはその並び方である。待ってる車はフォーク並びしていて、6カ所ある給油場所のいずれかの空いたところに次の車が入るのだが、そのときに給油口が右にあるか左にあるかで困るのだ。あまり列の先頭が給油機のそばだと、方向転換できないので車を逆向きに入れることができない。そういうわけでこのガソリンスタンドでは、右でも左でも方向転換して入れるように、列の先頭の車は少し離れたところに並ぶという理想的なフォーク並びが普通は行われているのである。
しかし、ふだんセルフ式のスタンドを使ってない人は、車がなぜ並んでいるのかさえわからないわけで、列を無視して給油中の車の後ろにぴったりと停めることになる。そういうときは並んでる車がクラクションを鳴らしてブーイングの意を表明することもあるが、面倒なのでスルーしてしまうこともある。
待っていてようやくオレが列の先頭になったところで、なんと列を完全に無視して、給油中の車の後ろに、「次は私よ!」とアピールするように停めた軽自動車があった。オレは思わずクラクションを鳴らしたが、その軽自動車は自分に対して鳴らされてるということがわからないのか動きもしない。それでオレは車から降りてその軽自動車のドライバーに注意しに行った。運転していたのはオバハンだった。
「みんな並んで待ってるや、順番守ってえや」
オバハンは申し訳なさそうに車をバックさせた。そうして列の最後尾に車を移動させた。オレの後ろに並んでいたドライバーたちも安堵しただろう。そういうマナー違反を許せば快適に利用できなくなってしまう。
考えたらこのセルフ式スタンドの順番争いで暴力事件や殺人事件も過去に起きているのである。考えたらオレが注意した相手も普通のオバハンだったからよかったものの、もしもその相手が精神異常者とか、クルマの中に常に凶器を準備してる危ない輩だったら、きなり攻撃してくるかも知れないし、注意されたことで面目をつぶされたと勝手に思い込んで、報復にオレのクルマを破壊しようとするかも知れない。
銀行ATMは今やフォーク並びが常識となった。スーパーのレジは広さがないのでさすがに無理だが、このフォーク並びというのは日本人のマナーのよさの象徴であると思うのだ。ネットで調べると「フォーク並び」ではなくて「Ψ(プサイ)並び」という呼び名もあるそうだが、調べてみると海外にも同様の仕組みはあるようである。
ただこのようなマナーは、どこかの「勝手に他の国の主権の及ぶ土地を自国領だと声高に訴えるような泥棒国家」では普及しにくそうである。旅行したことのある人からぜひ、かの国の状況をきかせてもらいたいモノだと思ったのである。
それにしてもたかが3%のことでなんであんなに長い列ができてるのか。どうせ車に満タンにできるガソリンの量なんて知れてるじゃないか!と言いたいのだが、そういうオレもやっぱり給油に来てるわけで文句を付ける資格などないのである。
日本中の家電量販店が3月末はこの消費税特需に湧いたようだが、さて、明日からの8%で世間はどのように変わるのだろうか。オレは少し注目してるのである。
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