2014年01月14日(火) |
あべのハルカスをダイエットの聖地に! |
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1月13日、各地の成人式を伝えるニュースが流れたのをオレは見ていたのだが、その中でも特に目を引いたのが、春にオープン予定の「あべのハルカス」展望台の地上300mのところまで階段で上がるというイベントだった。新成人たちは1時間かけてへとへとになりながらこの階段登りを達成したのである。途中で力尽きてリタイアした者はいなかったのだろうか。
「300mの高さを1時間かけて登る」
いったいどれほどのカロリーが消費されるのだろうか。この運動だけで500グラムくらいの脂肪を燃焼させられるのではないか。そのあたりオレは栄養学やダイエットの専門家ではないので全くわからないのだが、少なくともかなりの運動になることは確かである。しかもその場所は天王寺という大阪で3番目の巨大ターミナルのところなのだ。交通至便な場所だけに通勤通学でそこで乗り替える人もかなりの人数になるだろう。つまり、日々その場所を多くの人が通過しているわけで、そこになんらかのビジネスを成立させれば集客ということではたいへん好都合なのである。
もしもこの「ハルカス階段登り」をダイエットの商品として近鉄が売り出せばどうだろうか。登り切ったところでノンカロリーのドリンク類が無償で提供されるというということになれば、あるいは有料の展望台が階段登りの方だけは無料になるなどの特典があれば、きっと大人気になるような気がするのだ。
カードが発行され、階段登りをした日はスタンプを押してもらえるということになれば自分への励みとなるだろう。一ヶ月に何回登ったかという回数に比例してダイエットの成果が上がればますますやる気が出る。かくして多くの「やせたい人たち」がハルカスをめざすということになるのである。
多くのダイエッターたちが集まれば、当然そこで多くの交流が生まれ、出会いが生まれる。人が集まれば新たなビジネスも生まれる。ハルカスが「ダイエットの聖地」ということになればそこを拠点にしてイベントなどをプロデユースすることが可能になるだろう。「都心のど真ん中の階段登り」というのはそれ自体が魅力的な商品であることを認識すべきである。
もちろんダイエッターばかりではない。山登りのための体力作りに励みたい中高年の方もそこでトレーニングすることが可能だ。登り切ったらすばらしい眺めというご褒美もある。きっと多くのチャレンジャーが現れるだろう。いつしかハルカス展望台は「歩いて登るのが普通」ということになるかも知れない。
オレがこういうばかげたことを書いてるのを何かの機会に近鉄の重役の方々が読んだとしても一笑に付すかも知れない。しかし、大阪で「アベノ・天王寺」地区というのは一番不利なのである。オレが中学生高校生の頃、遊びに行くと言えば地下鉄に乗り換えてそのまま難波まで行ってしまって、あべのは素通りしていたのである。そこにあんなばかでかい高層ビルを建てたのだ。何もしなかったらそのまま巨大な負の遺産となって不良債権となってしまうのである。そうならないようにあらゆる手段を講じるのが経営者ではないのか。今の時代、斬新なアイデアを生み出せない経営者はどんどん淘汰されてしまうのだ。
いや、近鉄の協力なんかいらない。勝手にダイエッターたちがそこに集まればいいのである。自然発生的にその階段登りが流行し、そして多くの人がそこで交流するようになれば自然とハルカスはダイエットの聖地となる。都心の便利なところにある階段登りのトレーニング場所で眺めは最高ということになれば、自然に人は集まるだろう。
通勤帰りに「ハルカス」はいつも目に入る。まだオレは中に入ったことはない。しかしオープンしたらあの展望台には絶対行きたいと思っている。大阪を魅力的な街として世界に発信するためには「ハルカス」の成功は不可欠である。階段登りを見てオレが思いついたこのアイデアはどうだろうか?
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