2013年11月21日(木) |
オレは秘密保護法案には反対だ! |
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「何が秘密なのか?それは秘密だ。」
「だったらそんなルールどうやって守ればいいんですか?」
「秘密の範囲はオレが決める!」
「つまり、後から私を罪に問いたいときに自由に決められるというわけですね」
(そういうことだと国民にバレたら困るじゃないか!)
自民党にみんなの党や維新の会が野合して、なし崩し的に「特定秘密保護法案」が可決されようとしている。オレはこの法案には反対だ。そもそもなんでこんな法律を作る必要があるのか。それが守るべき機密か、どうでもいいことか、国民にバラすべき正義なのか、それぞれ国家公務員の良識に基づいて判断されるべきものをどうして法律で規定するのか。これは自分たちの仲間内の犯罪を告発しようとする公務員に対して足かせをかけてるような気がしてならないのである。
もしもある公務員が週刊誌に自分たちのやってる組織の犯罪を暴露したとしよう。国民を裏切ってることに対して義憤に耐えかねて行った行動である。これは「正義の行動」として賞賛されるべきことだが、しかしこの法案が成立すれば「特定秘密保護法違反」ということでこの公務員は逮捕されてしまうのだ。
国家の秘密とはいったい何なのか。その範囲がきわめてあいまいなままでこのような法律を作ってしまうということは、きわめて恣意的に運用される可能性が高いと言うことである。せっかく危険運転致死傷罪を設置したのに、飲酒運転や無免許運転でも「危険運転ではない」という珍妙な法解釈がまかりとおって骨抜きにされてしまったように、今回の法律も同様に恣意的な運用がされることをオレは危惧している。それが日本の裁判所のお約束だからだ。
外交、防衛上の秘密というものはあるだろう。しかしそれは外交官や自衛官が自らの良識で判断するものであり、首相が決めるものではない。その現場にいない首相にはいちいち細かい判断は無理だ。だからその範囲を首相に決めさせるのはおかしいのである。
このような法案が、運用上のルールをあいまいにしたままで成立するとどんなことが起きるのか。それは官僚どもがいかに自分たちに都合が良く、国民には不利なようにこれらのルールを運用するかという知恵が発揮されてしまうということなのだ。そうしたことにかけて日本の官僚というのは天才的な能力を発揮する。それはこれまでの歴史が如実に証明しているではないか。
だからオレはこんな法案には断固反対するのである。オレの心の中の良識の部分が「待った」をかけるのだ。断じてこんな法案を通過させるべきではないし、このルールを設けることで国家が何を企んでるのか、国民は疑ってかからないといけないのである。決して自民党や政府首脳、官僚の連中は国民の利益などは考えてない。考えてるのは自分たちの私利私欲や組織の利益だけである。彼らには「公益」なんてものは存在しないのである。そのことを我々は忘れてはならない。
オレのような一介の罵倒コラムニストがここでどんなに吠えたところで国会の流れは変わらないし、なし崩しに野合したみんなの党や維新の会の連中は自民党に取り込まれていく。大政翼賛会のような今の政治状況の中で、国民の真の声は踏みにじられてしまうのである。
国家の命運を危うくし、日本の将来を誤らせる可能性のあるこのような法案を断じて国民は認めてはならない。しかし反対してるのが共産党以外では社民党や民主党という今や泡沫勢力に成り下がった党しかないというのも悲しい事実なのだ。
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