2013年10月18日(金) |
アンパンマンの遺産 |
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「アンパンマン」で一世風靡したやなせたかしさんがご逝去された。考えればやなせたかしさんの奥さんはすでに他界してるし、子どもはない。そういうわけでオレが気になるのは莫大なその遺産なのである。しかもアンパンマン関連商品はこれから先も利益を生み出すわけで、遺産総額はこれからも増えていくのだ。どうやらその遺産は現時点で400億円ほどになるらしい。
もちろん受取人がなかったら国庫に入るわけだが、高知県には「アンパンマンミュージアム」というのがあったはずだ。その運営費用補助に使うのもいいだろう。しかし400億円もいらないと思うのである。
「アンパンマン」の単行本は、シリーズとしてフレーベル館から発行。これまでに同社から400冊近い作品を出し、総発行部数は7800万部に上るという。その印税はいったいどれほどの金額になるのだろうか。また「アンパンマン」のキャラクターを使ったオモチャや文具などのグッズは軽く1000点を超えるという。人気絶頂だった99年当時、日経ビジネスでは「(アンパンマンの)キャラクター商品は、子供を相手に毎年約400億円を売り上げる」と報じている。ものすごい金額の売り上げがずっと続いていたのである。
以下は出版関係者の話である。
「やなせ氏の本の定価は500〜2600円。そのうちの10%が印税として彼に支払われます。通算7800万部だから、印税を100円で計算して78億円。これにキャラクターの使用料が加わります。キャラクターがオモチャに使われたときは価格の3%が、文具などは2%前後が作者に入る。年に400億円ということは、それだけで毎年10億円くらいの収入があったことになります」
毎年10億円もあったのか。どっひゃ〜である。別のデータでは2010年までのアンパンマンを使ったグッズの総売り上げは1兆1000億円。キャラクター使用料を2%で計算した場合で220億円だという。もう「兆」の世界なのである。あまりにも巨額で想像もつかないのである。
そういうわけでテレビ放映権料や歌の作詞印税とかも加えれば400億という遺産総額が推定されるのである。もう巨額すぎて想像もつかないのだ。そのゼニを狙って悪人どもは近づかなかったのだろうか。勝手に養子になろうとするヤクザとか、急に親しげに寄ってくる親戚とか、そんなのをオレは想像してしまうのだ。
ところがそうして大金を手にしていたはずのやなせ氏は、私生活は地味だったという。日本漫画家協会の会長を務め、新宿区片町にある自分の持ちビルに協会の事務局を間借りさせているが、その家賃は取っていなかったらしい。金持ちでありながら、生涯、贅沢はしなかったのである。なんと立派なお人柄だろうか。
さて、遺産の行方はどうなるのだろう。もしかしてどこかに遺言とかがあるのか。弁護士が保管してるのだろうか。「こんなことに使って欲しい」という遺言をやなせ氏が残しているのならば、ぜひ知りたいのである。これだけの金額である。金利収入だけでもかなりのものだ。だったら「アンパンマン基金」でも設立して、たとえば経済的に恵まれない子どもたちへの大学進学の奨学金とかに役立てることができればと思うのである。きっとやなせたかしさんも、自分の遺産がそうした形で使われることを願ってると思うのだ。
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