2013年10月07日(月) |
コインパーキングの落とし穴 |
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大阪市内には多くのコインパーキングがある。おそらく他の都市も同じ状況だろう。ちょっとした空き地があるとそこをコインパーキングとして、買い手がつくまではとりあえず活用しようというのは日本全国どこでも同じなのである。そのコインパーキングだが、一日最大料金を800円とか1000円と表示していて、駅近という条件を活かしてパーク&ライドの利用者を取り込もうと工夫してるところも多い。
たとえばあるコインパーキングが一日800円なら、3日で2400円と誰もが考えるだろう。しかし、このコインパーキングの料金体系というものはもっと複雑で、しかも利用者を巧妙にだます加算方法のルールが時にあるのだ。たとえば一日500円と書いてあっても、その500円が適用されるのは最初の24時間だけであり、その24時間を過ぎると1時間ごとに100円ずつ料金が加算されてしまうものがある。そんなふうになってるとは普通は思わないわけで、一日500円と信じていて何日か放置していて、車のところに戻ってぼったくりの料金に卒倒するということが起きるのである。
コインパーキングのこの料金表示の看板を巡って、利用者の苦情が増えてるということで国民生活センターは業界団体に対して要望を出したらしい。「最大料金900円、24時」と看板に書いてあれば普通は24時間で900円であると思うだろう。しかし、それは24時間という意味ではなくて、24時という意味なのである。24時まで停めて最大料金、その時間を過ぎれば1時間当たりいくらという通常料金が加算され、21時間の駐車で3400円払うことになったりする。この駐車場の場合、24時になる寸前に一度駐車場から出して、24時を過ぎてからもう一度入庫させれば900円×2=1800円で済むのである。
ただ、その出庫操作をぎりぎりで行う時には注意が必要だ。精算機に設置された時計が必ずしも正確な時間を示してるとは限らないからである。自分の時計とどれだけ時間差があるかも把握しておかないといけない。オレは一度ある病院の駐車場で、出口に設置された精算機と入り口に設置されたカード発行機にタイムラグが発生してることに気づいて愕然としたことがある。30分無料ということでしょっちゅう無料で利用していたのだが、タイムラグが2分あったので実際は28分しかなかったのである。自分の時計で29分だったから無料と思って出ようとしたら料金を請求されてびっくりしたということがあったのだ。
コインパーキングの料金表示にはオレ自身もうっかりだまされたことがある。1時間100円と大きく表示してあるので「安い!」と思って停めてから、実はそれは夜間料金であり、平日昼間は1時間400円だったということが以前にあったのだ。もちろん看板に書いてあることをきちんと読まずに侵入したオレのうっかりミスなんだが、料金表示の方法が利用者の「錯誤」を期待してるとしか思えない場合も多い。
紛らわしい料金表示や、途中から料金が跳ね上がるようなぼったくりシステムなどは少なくとも規制すべきではないのか。日本語に不自由な人ならもっと勘違いする可能性は高い。そのときにあきらめてだまって支払う人もいれば、逆ギレして機械を破壊して立ち去る人もいるだろう。もちろん破壊すれば器物損壊や詐欺などの罪に問われることになるわけだが。
先日、オレは中津の河合塾大阪校に出かけた。そのときに近所のコインパーキングの相場が1時間600円であることに愕然としたのである。梅田からかなり離れているのに、駐車料金は梅田並みである。こんなに駐車場が多いのに、競争原理が働かず高値安定してるわけで、業者が結託して相場を吊り上げてるとしかオレには思えなかったのである。
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