2013年09月24日(火) |
JR北海道社長は事故が起きれば有罪である |
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JR福知山線の脱線事故に関して行われた裁判で、当時のJR西日本社長は無罪となった。安全対策を怠ったことが事故の直接の原因とは認定されなかったのである。しかしオレは納得いかない。福島第一原発の事故と同じく、危険があるのに対策をしなかったという不作為は罪であると考える。それが「安全」を至上命題とする企業にとっての社会的責務ではないのか。JR北海道がもし補修放置が原因の鉄道死亡事故を出せば、社長は謝罪会見どころではすまない。過失致死罪や殺人罪で告発されるべきである。読売新聞の記事を引用しよう。
JR北海道、レール補修せず放置97か所に
JR北海道は22日、北海道七飯ななえ町のJR函館線大沼駅で19日に起きた貨物列車(18両編成)の脱線事故後に進めた調査で、レールの幅や高低差が基準を超えていて補修が必要にもかかわらず、放置していた線路の不具合が新たに88か所で確認されたと発表した。
このうち49か所は、乗客を乗せた客車が日常的に走行する本線で見つかった。21日に判明した分を含めると、不具合は計97か所になった。国土交通省は同社に対し、鉄道事業法に基づく特別保安監査を実施しており、不具合を放置した経緯を調べた上で、事業改善命令などの行政処分も視野に対応を検討する。
野島誠社長が22日、札幌市中央区の本社で記者会見を開き、明らかにした。
発表によると、同社は21日、国交省から線路の緊急点検を指示されたことを受け、本線の過去の検査データを確認した。その結果、函館線七飯―森駅間などの49か所で不具合が放置されていたことがわかった。車両の待機などに使われる副本線については、21日に9か所を公表したが、さらに調査対象を広げたところ、新たな不具合が確認された。
21日に判明した9か所の不具合は、いずれもレール幅の広がりが、同社の内規で定める基準値(カーブで19ミリ、直線で14ミリ)を超えたケースだったが、新たに見つかった88か所の中には、左右のレールの高さが違ったり、レールが波打つようにしてゆがんでいたりしたケースもあった。
内規では、レールの異常が基準値を超えた場合、15日以内に補修を行う決まりになっているが、いずれも放置されていた。補修担当者は社内調査で、「基準値超えを把握していたが、その後に失念した」「本線の補修を優先し、副本線を後回しにしてしまった」などと釈明している。
同社は20〜22日、97か所の不具合について、レールの位置を修正して固定し直す補修を終えた。
(2013年9月22日23時53分 読売新聞)
「把握していたが、その後に失念した」
この釈明を聞いてオレは唖然とした。「忘れてました!」だなんて、子どもの言い訳以下である。少なくとも鉄道を安全に運行させる義務がある者のセリフじゃないだろう。このようなひどい実態を断じて許すわけにはいかないのである。野島誠社長には「安全運行の義務を怠った」という理由で実刑判決を下して責任を取らせるべきだ。それが社長たるものの崇高な責務である。
線路の異常は大事故につながる可能性がある。多くの乗客を乗せた高速走行中の列車が脱線すれば福知山線の脱線のような大惨事になることは誰にでもわかる。それを防ぐために線路の点検や補修はすべてのことに最優先されるのであり、内規の「15日以内」というのもオレからみれば甘すぎるのだ。おそらくJR北海道というたるんだ会社だからこんなにのんびりしてるのであり、東海道新幹線ならこんな悠長なことは決してないのだろう。
北海道の住民、特にJR利用者は今回の失態に対して怒りの声を上げるべきだ。事故が起きてからでは遅いのである。野島社長は札幌駅で、迷惑をかけた利用者に対して土下座して詫びるべきである。
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