2013年09月04日(水) |
リアル「悪の教典」なのだ! |
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映画にもなった小説「悪の教典」(貴志祐介)の主人公は、なんのためらいもなく殺人を重ねる問題教師である。さすがに現実にはこんなむちゃくちゃなヤツはおらんやろ・・・と思っていたらいたのである。いやはや、こんなひどいヤツがいるとは驚きなのである。朝日新聞の記事を引用しよう。
校舎水浸し、授業妨害の容疑 教諭を再逮捕 愛知・大府
愛知県大府市の市立大府南中学校で5月、水道の蛇口が開けられ、校舎内が水浸しになった事件で、県警東海署は3日、同中学校教諭、吉川祐正(ひろまさ)容疑者(26)=別の器物損壊などの疑いで逮捕、起訴=を威力業務妨害などの疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
署によると、吉川容疑者は5月8日未明、勤務先の大府南中学校に侵入し、手洗い場の水道の蛇口約40個を開いて、教室や廊下を水浸しにして授業を妨害。保健室から全校生徒486人分の健康管理指導カードとノートパソコン1台を盗むなどした疑いがある。
吉川容疑者は自宅近くの別の中学校の窓ガラスにサッカー日本代表の選手名を落書きしたり、校舎のライトを盗んだりしたとして、器物損壊などの疑いで逮捕、起訴されていた。 大府市教育委員会は「このような事態が起きて大変残念。市民の皆様におわびしたい」とコメントした。
この問題教師の学校施設へのテロ行為は、そもそも何が目的だったのだろうか。オレには全く想像もつかないのである。この男がこんな事件を起こす動機はいったい何だったのだろうか。捕まる前のふだんの勤務態度はいったいどんな様子だったのか。
この一連の学校テロが、学校とは無関係の暴力団員やならず者たちによって実行されたのならまだ理解の範疇にある。しかし、この吉川教諭はなぜ自分の勤務先をめちゃめちゃにしないといけなかったのか。それによって何かを隠そうとしたのか。どうも不思議なのである。
水道の蛇口を開けっ放しにして校舎を水浸しにするといういたずらによってどれだけの損害が発生したのだろうか。その損害はきちとん弁済されるのだろうか。
消防士が放火魔だったり、警察官が痴漢だったり、国会議員が覚醒剤やっていたり性犯罪で捕まったり、そんな「ありえないこと」がどんどん「ありふれたこと」に変容しつつあるのが現代なのだろうか。そういう世の流れの中で、こんなむちゃくちゃな教師が登場してしまったのか。
オレはあの「悪の教典」という小説を思い出しながら、本物の悪党というのはどんな人間なんだろうかと想像してみた。この中学教師も「本物の悪党」と呼ぶにはかなり情けない人間であるという気がした。やったことはしょせん子どものいたずらの延長線上であり、ただもう幼稚というしかないのである。
これから裁判になって、この問題教師の側からのどんな証言がなされるのか。オレは気になってしかたがないのである。
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