2013年07月17日(水) |
夏の甲子園はナイターにすべきである |
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夏が来るたびに、高校野球を見るたびにオレは思う。どうしてあんな暑いところで、なんて大変なことをしてるんだ。熱中症で死者が出ればどうするのかと。それは選手だけではなく観客も同様である。その暑さに耐えることにまるで意味があるかのごとく、あの灼熱地獄の中で選手も観客も苦しんでいるのである。なぜその理不尽さに気づかないのか。どうして甲子園には照明設備があるのにそれを活用しないのか。試合時間を夕方18:00から朝の8時くらいまでの夜間・深夜・早朝の14時間を活用すれば涼しい中で試合ができて熱中症で倒れる選手もなく、観客にとっても快適なのじゃないか。そんなことをオレは思うのである。
もちろんテレビやラジオの中継の問題や、交通機関の終夜運行の問題など解決すべきことは多い。しかし、選手や観客の健康が何よりも優先されるべきである。熱中症の死者が出てからでは遅いのである。
試合をナイターにすれば照明などに電気代がかかって省エネにならないと考える方もいる。しかし、昼間の試合を日本中の家庭が快適にエアコンを効かせた部屋で観戦する方がはるかに電気代の無駄遣いである。昼間はできるだけ活動を抑えてエネルギー消費を少なくするのが原発に頼らない生活なのである。
オレは野球は大好きだが、甲子園に高校野球の観戦に行く気は全くない。どうしてあんな暑いところで、暑さに耐えて観戦しないといけないのか。それはまさに苦行であり、それを行う人たちはオレの目にはマゾヒストにしか映らないのである。スタンドで応援している方々を見るとなんて立派な、そして苦行の好きな酔狂な方々かと思ってしまうのである。
今やコンビニは24時間営業している。吉野家やすき家も営業している。交通機関さえ動いていてれば甲子園で高校野球を夜にやっていても全く問題ないのである。その期間だけ阪神電鉄に終夜営業の許可を出せば良いし、地方からの応援団はおそらくバスで乗り付けるから関係ないのである。夜にした方が昼間仕事がある人たちも観戦可能になるというメリットもあるかも知れないし、真夜中に試合を見てから朝イチの飛行機で帰るということもまた可能になるだろう。甲子園の高校野球を深夜にすることでさまざまな新たな楽しみ方が生まれるのである。
もちろんかつての「炎天下の死闘」にノスタルジーを感じる方は物足りなく思うかも知れない。しかし今やそういう世界は時代遅れなのである。勘違いしてる方が多いのであえて言いたいが、野球は「苦行」なんかではなくてまぎれもなく「スポーツ」である。快適な環境の方がよいプレイができるに決まっている。だからこそオレは「夜間開催」を訴えるのだ。
東京オリンピックのマラソンはいったいどの時間帯に行うのか。暑い8月にオリンピックを東京でやるという時点でオレはあきれているのだが、たぶんそのマラソンは真っ昼間にはしないだろう。スタート時間はきっと夜になるのだろうと思われる。あるいはアメリカやヨーロッパでテレビ中継に都合の良い時間になるかも知れない。そうなると真夜中や早朝になるだろう。オリンピックでそういうことができるのなら、なぜ高校野球でもやらないのかと思うのである。
ナイターにするとプロ野球の時間帯とバッティングするからという主張もあるかも知れないが、実際のところテレビの地上波では今はほとんど野球中継などされていないのである。昔から変わらず阪神の試合を中継しているサンテレビ以外のテレビ局は視聴率のとれない野球中継からどんどん撤退してるのである。だから全然問題ない。むしろ視聴率の全くとれない深夜や早朝の時間帯に、高校野球というある程度の視聴率の期待できるコンテンツを手に入れることができればテレビ局にとってむしろ好都合ではないか。
選手の健康、テレビ局の都合、これらを両方とも満たすことのできる高校野球の深夜開催、すぐには無理でもいずれ実現させればどうかとオレは思うのだ。とにかく、死者が出てからでは遅いのである。
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