2013年07月15日(月) |
期日前投票してきました! |
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一週間後には参議院選挙の投票日である。もしかしたら当日に急用が発生するかも知れないのでオレはたまたま家にいた今日、念のために期日前投票に出かけてきた。ついでに父も車に乗せて連れて行ったのである。松原市役所には期日前投票のためのスペースがちゃんと一階フロアに設置してあった。車も地下駐車場にわざわざ入れなくてもいいようになっていたのである。
投票券の裏がそのまま期日前投票の宣誓書になっていたのでそこに記入して手渡しして投票権を受け取り、まず選挙区、それから全国区の投票を済ませたのである。選挙区の方は誰に入れるか決めていたのだが、全国区は個人名にするか政党名にするか迷ったあげくに個人名にした。投票を終えて出てくると読売新聞の方がいた。なんでも出口調査なるものをしているらしい。
この出口調査、みんなちゃんとありのままに答えてるのだろうか? そしてこんなところでいきなり対面で記入させることに驚いたのである。投票って匿名だろ?出口調査の時は目の前で記入するわけで、オレが書いた内容はそのままこの目の前の方に見られてしまうじゃないか。オレは気恥ずかしいのでとりあえずその出口調査の用紙には適当に「自民党」「アントニオ猪木」と答えておいたのである。実際にオレがどこに投票したかはここでは伏せておきたい。
自民党は一人区では全勝の勢いだという。前回は全勝ではなくて全焼に近い負け方だったので、今度はさすがにアベノミクスの勢いを駆って一気に議席確保をしてくるだろう。その流れはもう変わらないと思うが問題は投票率である。いったいどんな低投票率になるのだろうか。オレはそれが心配なのである。
投票率が低いとどんなことが起きるかというと、浮動票がほとんどなく、組織票だけの戦いになってしまうのである。自民党が業界団体をまとめ、公明党や共産党が予定通りの票をきっちりと取る一方で、勘違いの風が吹いた時にしか得票できない民主党や生活の党なんかにはおこぼれが回ってこないのである。そういうわけで議席数を伸ばすのは自民、公明、共産であり、他の政党は基本的に議席減少なんだろうとオレは予想する。
自民党は長いことダメな政党だった。基本的な政策の方向が間違ってるからバブル崩壊後の失われた20年が起きてしまったわけだ。しかし民主党はもっとダメな政党だった。昨年の衆議院選挙で自民党が勝ったのは民主党が勝手に自滅してくれたからであり、もしも民主党がちゃんとした政権ならば今のようなことにはならなかったのである。
今回の選挙で反原発や消費税増税反対はなぜ争点にならなかったのだろうか。これはマスコミを巧妙に取り込んだ自民党の作戦勝ちである。そうした勢力を結集すれば「反自民の浮動票」を取り込めるわけで、増税の是非を巡って戦った選挙では常に自民党は負けていた。自民党が増税路線を既定のモノにするためには、反消費税増税というスタンスでかつて戦った民主党の背信を策動するしかなかったのであり、財務官僚に丸め込まれた野田佳彦はそれにまんまと引っかかっただけである。
オレの立場は基本的に消費税増税には反対だし、原発もノーだ。ただ安倍首相の経済政策の一部は支持している。金融緩和は必要だと思うし、株価が上がることはうれしい。そういうわけで選挙区と全国区の投票先はどうしても違った価値観で投票したくなるのである。ただオレは自分のたった一票の投票がこの選挙の結果を左右することはないと思ってるし、自民公明が圧勝するという点では衆目と一致するわけである。しかしその先にある未来は見通せない。中国のバブルがはじけ、アメリカがエネルギー資源輸出国となり、イランが欧米との協調路線を歩もうとする世界経済の激動の中で、どんなふうに立ち回ることがもっとも賢いのかということをただぼんやりとあれこれ考えているだけである。それにしてもどうしてこんなに暑いのだろうか。政策になぜ「猛暑対策」を明記する党はないのだろうか。それだけでオレは投票したくなるのに。
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