2013年07月13日(土) |
昆虫の悲鳴が聞こえますか? |
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家でカブトムシやクワガタを飼ってるのにうっかり防虫剤で全滅させてしまったという話を聞いたことがある。蚊やハエやゴキブリに効果のある殺虫剤は当然のことながらカブトムシもクワガタも死なせる。それが同じく昆虫であるということに気づかずに起きてしまう悲劇なのだ。
今は携帯型の電池式虫除け器がいろいろと充実している。フマキラーの「どこでもベープNo. 1」、アース製薬の「蚊に効くおそとでノーマット」、キンチョーの「おでかけカトリス」等、各社から出ているのである。オレは使ったことがないが、ネットで検索すると「全く虫に刺されない!」という喜びの声がいろいろと見つかる。その携帯型の虫除け器をなんと動物園などに設置された昆虫館にそのまま持ち込む馬鹿な子どもがいるという。こんなことちゃんと親が教えないとダメだろう。虫たちはこんな悲鳴を上げているのである。「みんなの経済新聞ネットワーク」から引用しよう。
虫が懇願「虫よけ、おやめになって」−多摩動物公園のツイートに反響 /東京
みんなの経済新聞ネットワーク 7月12日(金)12時4分配信
多摩動物公園の「虫からのお願い」ツイートが話題となり、3000件を超えるリツイートが寄せられている。(立川経済新聞)
話題になっているのは、「『く・くるし〜、やめて…』毎年、この時期になると昆虫園本館入り口前に出てくる看板。みなさ〜ん。これから見るのは『虫』なんですよー。お願い、おやめになって…籠の鳥ならぬ、籠の虫からの切なるお願い(虫)」というツイート。ユーモラスな虫目線の呼び掛けと「なるほど」と思わせる内容が反響を呼び、7月11日14時現在で3063件のリツイートがあり、お気に入りには527件登録されている。
ツイートしているのは多摩動物公園教育普及課昆虫園飼育展示係長の藤井智子さん。「日常でもツイッターを使用することがなく人生初のツイッターで、業務で6月ごろからぶつぶつ言い始めたところなので、『3000件のリツイート』のすごさがよく分かっていない。ビギナーズラックかな…と思っている」と話す。
腕時計型の虫よけ器が発売されてから、虫よけを使用しているという意識がないまま昆虫園本館に入場する来園者が増えた。「1人、2人ならたいしたことはないのですが、多くの人が来て虫よけを使われるので厳しい。『昆虫館』『展示されているのは虫』『虫よけはNG』と発想をつなげていただければ」と藤井さん。あくまでも建物内のみでの「お願い」で、「園内には蚊などがたくさんいて、小さいお子さまは特に虫よけをしたほうが快適に過ごせると思う。昆虫園本館に来た時だけは電池式虫よけ器のスイッチを切り、虫よけスプレーなどを使わないようご配慮いただければ」と呼び掛ける。
「今回ツイートした写真の看板は職員の手作り。動物園に掲示されているこういった看板にリアルタイムな情報、お得な情報が隠れているので、ぜひ読んでみてください」とも。
オレはそんなものがあるとは知らなかったのだが、腕時計型の携帯虫除け器ならばつけたまま、そしてスイッチを入れたままなのに気づかないでいる可能性は高い。そうして虫のいやがる物質が放出されるのである。今目の前にいるのが昆虫であり、自分がその昆虫に向けて虫除け器を作動させているという事実に気づかないのだ。虫たちにとってなんて迷惑な馬鹿なのだろうか。
夫が大切に飼育しているカブトムシやクワガタが部屋にあるのに、アースジェットなどの据え置き型防虫剤を室内に噴射してしまう妻も同じレベルの失敗である。ゴキブリや蚊に効く薬剤は当然クワガタやカブトムシも殺す。そういう形で飼育中の昆虫を全滅させられた哀れな人たちがきっと日本中にたくさんいるとオレは想像するのである。なんでそんな悲劇が起きるのか。
殺虫剤や防虫スプレー、虫除け器の発する物質は人体に基本的に毒である。できれば使わない方が良いのだが、どうしても蚊の侵入を阻止したいなどの理由でやむを得ず使っているのである。不快な昆虫を寄せ付けないために使うのであり、昆虫たちにとっても不快なものなのだ。だからこそ効果があるのだ。
遠足で見学にやってきた大勢の子どもたちが全員携帯型の虫除け器をスイッチオンしていて、子どもたちが去った後、昆虫が絶滅していたなんてことが起きればなんともやりきれないのである。理科教育をきちっと行って、悲劇を食い止めてもらいたいのである。
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