2013年05月07日(火) |
月収90万で日南市を活性化せよ! |
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地方の駅前商店街はどこも壊滅状態である。郊外にできた大型ショッピングモールにみんな行ってしまうことや、すでに鉄道が主要な交通手段ではなくなってることなどが理由で日本中どこでもシャッター通りになってしまってるのだ。
そうした悩みを抱える多くの自治体の中の一つ、宮崎県日南市がなんと月収90万で商店街活性化の人材を公募してるのである。読売新聞の記事を引用しよう。
市長上回る月収90万、商店街活性化の人材公募
宮崎県日南市が、商店街の活性化を請け負う人材を月額90万円の厚遇で公募している。
4月8日の募集開始から今月2日までに、全国から75件の問い合わせがあり、証券マンやコンサルタント会社の社員など22人が応募。有能な人材を求める市は、5月10日の締め切りを前に、さらなる応募を呼びかけている。
人口約5万5700人の日南市は、主力の漁業や林業、観光が低迷。中心部の油津商店街は82区画のうち、40区画が空き店舗か空き地、駐車場という状態だ。
公募しているのは「テナントミックスサポートマネージャー」。商店主との信頼関係を築き、空き店舗の活用や店舗の刷新を手がける。
月額90万円は委託料で、家賃や通勤費、保険も含まれるが、市の部長級の平均給与43万円の倍。市長給料78万3000円も上回る。公募のニュースはネットなどで「年収1000万円以上」と話題になっている。
(2013年5月6日11時31分 読売新聞)
なんという好条件だろうか。市長よりも高給なのである。しかし、このような状況を立て直せるような人材がいるのだろうか。どんなアイデアがあれば活性化できるのか。半分以上の区画がすでに空き店舗や駐車場になり、生き残った店舗もおそらく瀕死の状態、そして街の中心はすでにこの油津地区ではなくて、郊外型の商業施設の出店が相次いだ吾田(あがた)地区に移ってしまっている。そもそも地元住民は完全に車社会で鉄道なんか利用するんは通学の中高生と老人だけである。「駅前商店街」ではなくてただのさびれた街なのである。どんな方法があるのだろうか。地元住民が客になることは期待できないのならば、だったら観光客を呼ぶことしか方法はないのか。
日南市には「飫肥」という城下町がある。観光資源として貴重な存在である。また日南海岸には鵜戸神宮や鬼の洗濯岩などがある。今回の活性化の対象である油津地区も、かつてはマグロ漁業の漁港として栄えたところである。今はかつての賑わいはもうないのだが。
オレは昔ここを旅行して、飫肥でさつまあげの入ったおいしい蕎麦を食べた記憶がある。あのさつまあげは本当においしかった。それだけでも来る価値はある。もっともそれだけでは日本中から観光客は呼べないだろう。
90万もらった人が商店街再建に成功するよりも、地元民が「90万ももらってるのか」とそれをやっかみ、かえってうまくいかないような気がするのはオレがひねくれた見方をしてるせいなのだろうか。今後の展開が楽しみなのである。
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