2013年05月02日(木) |
型落ちプリンタ買うのは今でしょ! |
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行きつけのアウトレットの店で、EPSONの型落ちのプリンタが展示されていた。 EPSON インクジェット複合機 Colorio EP-705Aである。12800円という低価格ながら、メモリーカードからの印刷も可能だし、ふちなし印刷もできる。DVDにもプリントできる。2.5インチの液晶ビューワーもついている。カードスロットにはさまざまなメディアが挿せる。6色独立インクを使用するので印刷コストも安い。デジカメで撮った写真を、パソコンを使わずに直接プリントするのにとても便利なのだ。とにかく型落ちとはいえ、価格の割にはかなりの高性能なのである。オレは一台プリンタ(複合機)を入手する必要があったので迷わず注文した。在庫はないが、取り寄せ可能だということだった。(後にアマゾンの方がもっと安いと判明したが、いつもお世話になってる店なので許したい。)欠点といえば少しでかいということくらいだろうか。
オレがこの型落ちプリンタを手に入れようと思った理由はもう一つある。それは互換インクがものすごく安いということである。アマゾンで購入可能な互換インクはEPSON IC6CL50 互換インクカートリッジ 6色セットが424円、EPSON汎用インク ICBK50対応汎用インク ブラック6本が366円など、純正品(6色セットで5000円)の1/10程度の価格で買えるのだ。タダみたいに安いのである。
なぜこんな互換インクが安いかというと、この互換インクを使用可能なプリンタがかなり長期間販売されていて、その結果互換インクの間の価格競争が起きてしまったからである。もはや投げ売りに近い状態で互換インクが売られているのだ。もうばかばかしくて純正インクなど買えないのである。
日本の二大プリンタメーカーの戦略は基本的にクソみたいなユーザー無視のやり方である。新機種ほど印刷コストが高く、インクカートリッジの容量が少ないのである。それはなぜかというと、プリンタ本体の価格を抑えてインク代でぼったくろうというやり方だからである。この間違った方針をこの20年間少しも改めることはなかった。企業トップがいつまでもあの便所野郎みたいな「労働者は使い捨ての道具」という発想から抜け出せないから、プリンタ販売戦略もまたクソなのである。もしかしたらユニクロの柳井や、ソフトバンクの孫正義らは「どうしてプリンタ業界って馬鹿しかいないのだろう」と感じてるかも知れない。
本来、モデルチェンジというのはユーザーにとっての利益をもたらすような進化が製品に付与されるものである。しかし、プリンタの世界に於けるモデルチェンジにはそういう意味は全くない。安い互換インクカートリッジが出てきたので、それが使えないように互換性のない新機種を出し、ユーザーの手元にある買いだめのインクをすべて無駄にし、ついでにこっそりとインクの容量を減らしておくという情けないやり方なのである。残念ながらCANONもEPSONも全く同じことをしている。ブラザーがどんなやり方なのかはブラザーの機種をよく知らないのでなんとも言えない。
オレが不思議なのは、こんなクソみたいなビジネスモデルを変えようと思うまともな経営者とかがなぜ出てこないのかということなのだ。もしかしたらこの業界にいる人間は全員馬鹿なのかと思ってしまうのだ。
マスコミ側にも罪がある。オレがここで書いてるようなまっとうな意見は絶対に週刊誌や新聞には載らない。そんなことをしてると広告がもらえなくなるからである。今の日本のプリンタ業界の腐った真実についてちゃんと書いてるのはオレの日記のような個人発信のものだけである。
プリンタを少しくらい高くしてもいいからインクカートリッジの価格をせめて今の半値以下にして、買い手の納得できる適正価格で売り出せば一気に互換インク業者は壊滅するのである。そんな思い切った手がうてないうちにどんどんユーザーは「もういちいち印刷なんかしない」という方向に向かっていくのである。
仕事で多くの印刷をする必要がある場合どうすればいいのか。互換インクカートリッジを使うのがベストである。しかし、うっかり最新のプリンタを買ってしまうと互換インクカートリッジがなく、馬鹿みたいに高い、場合によってはプリンタ本体よりも高い純正インクを買わされてしまう。だから狙いは型落ちの旧機種なのだ。
今ならこのEPSON インクジェット複合機 Colorio EP-705Aが買える。まだ作られた在庫が存在するからだ。しかし新規に生産されることはないので、在庫分がなくなればもう手に入らなくなってしまうのである。
印刷コストの安いプリンタをいつ買えばいいのか?今でしょ!
オレはそう答えるしかないのである。
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