| 2013年05月03日(金) |
吹雪のゴールデンウィーク |
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寒いのである。もう５月、例年なら日本は夏に突入している頃である。４月のうちに３０度を瞬間的に越え、そしてＧＷはけっこう暑くなるというのがこれまでの日本の季節進行だったはずだ。しかし、今年は違うのである。４月に押し寄せた寒波は、東北では満開の桜の木に雪を積もらせた。そして寒さの勢いは衰えずにそのまま５月に入っても猛威をふるい、ついにＧＷの北海道を吹雪が見舞ったのである。連休だからと北海道観光旅行に出かけた人たちはその寒波に呆然として震え上がったのである。なんということだ。吹雪の北海道を誰が期待しただろうか。
なぜ今年はこんなに寒いのだろうか。北海道は完全に冬に逆戻りしているのである。雪景色の風景が広がってるのだ。ＧＷに旅行のために来た人たちは完全にあてがはずれてしまったのである。
もちろん寒いのは北海道だけでもない。大阪も寒いのである。オレは４月に入ってパッチをすべて衣替えでしまったことを後悔している。ズボンをはいていると足元がスースーするのである。やはりパッチなのだ。パッチなくしてこの寒さは乗り切れないのである。なんという堕落だ。オレは５月にパッチをはく情けないオッサンになってしまったのか。
地球温暖化なんて嘘だ。こんなに寒いのにどこが「温暖」なんだ。オレはそう感じながら寒さに震えている。朝、家を出るときに「今日はあったかくなりそうだ」と薄手のジャケットを着たときは、必ず夕方は寒くてぶるぶる震えることになるのである。車の中ではもちろんヒーターを入れてあたたまってるのだ。
もちろん時々あたたかい日もある。４月２８日にオレは午前中家にいたのでゆっくりと洗車した。ぽかぽかと穏やかな日差しのおかげで、固形ワックスもよく溶けてくれたので塗ってるとつやつやと伸びて快適に作業ができた。丁寧に洗車してワックス掛けするのはなかなか時間のかかる作業なんだが、暑くもなく寒くもなく、おだやかな日和の中でできるのが一番良いのである。４月２８日は洗車日和だったのだ。
こんなに寒いともしかしたら農業にも影響が出るのではないだろうか。ちゃんと田植えができるのだろうか。それともＧＷが明けたらいきなり夏本番がやってくるのだろうか。
そんなことを思いつつ、オレは寒さにふるえながら過ごしているのである。家に帰ればまだこたつを使っている。ストーブもいつでも点けられる。とにかく寒いのである。
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江草乗の日記風エッセイ
