2013年04月22日(月) |
ついにコンピューターは人間を超えたのか? |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
まだ大学生だった頃、オレはよくゲームセンターで将棋のゲームをした。よほどのミスをしないとコンピューターに負けることはなく、100円でえんえんと3時間くらい遊んだものである。当時は人間に勝てるような将棋ソフトは考えられなかったのである。
しかし、その後コンピューターの世界の進歩は目を見張るものがあったことは誰もが認めることであり、結果的にかなり人間に肉薄するようなところまで到達してきたのである。
そしてついに将棋のプロたちがコンピューターに屈するようになったのだ。なんということだろうか。
読売新聞の記事を引用しよう。
三浦八段も将棋ソフトに敗れる…将棋界に衝撃
コンピューター将棋ソフトとプロ棋士による5対5の対抗戦「第2回将棋電王戦」第5局が20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、ソフトの「GPS将棋」が三浦弘行八段(39)に102手までで勝利。
これで通算3勝1敗1分け(持将棋(じしょうぎ))と、コンピューター側が勝ち越しを決めた。ソフトがプロ並みの実力を持つことは今シリーズで実証されてきたが、トップ棋士の一人である三浦八段が完敗したことで、将棋界には衝撃が走った。
三浦八段は竜王戦では最上位の1組、名人戦の挑戦者を決める順位戦でもA級に在籍するトップ棋士の一人。GPS将棋は、東大の研究者ら有志が開発したソフトで、昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した。中終盤での強さに加え、今回は東大・駒場キャンパスの約680台のパソコンと接続し、1秒間に約2億7000万局面を読むことができる性能を持つことで、苦手とされる序盤から終盤までスキがなくなった。
対局は第4局に続き、正攻法の相矢倉の戦型となった。三浦八段は、ソフト側の対策が遅れているとされる、敵陣3段目以内に玉を進める「入玉(にゅうぎょく)」策を狙いながら指し進めたが、GPS将棋は自然な指し手を続けて優勢を築くと、最後は大差で押し切った。
(2013年4月20日23時58分 読売新聞)
コンピューター側はなんと680台のパソコンと接続して、1秒間に約2億7000万局面を読むことができる性能を持ったのである。もうこれは完全に反則である。これで苦手とされる序盤から終盤までスキがなくなったのである。この結果を聞いてオレが思ったことは、この際リーグ戦に一人人間ではなくてコンピューターを混ぜればどうだろうか。バーチャルなプレイヤーが一人だけまじってリーグ戦を戦うというのもなかなか面白いのである。
将棋というのはかなり特殊なコミュニティーだった。将棋で飯が食えるプロになれるのはほんの一握りであり、限られたメンバーの中で対戦し合う世界だったわけだ。ところがこうしてコンピューターという強いプレーヤーが出現すれば、誰もがそうした強い相手と対戦することができるようになり、アマチュアの中にもかなりの強豪が出てくる可能性が高まるのである。これまでなんの将棋の組織にも所属したことのない全く無名の新人が、頂点を目指すことも可能になるのかも知れない。
子どもの頃、将棋に親しみ、松原市の将棋の大会に大人に混じって出たこともあったオレは、その後は受験生となって将棋の世界から離れてしまったが、なんだかこういうニュースに触れるとまた久々にやってみたくなったのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館