2013年03月07日(木) |
中国で内乱が起きています |
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住民が村を占拠し、村長が村を奪回するために数百人の武装したならず者たちを派遣したら、住民が戦って撃退するというまるで内乱状態が発生している。数百年昔ならわかるのだが、どうしてもこれが現代のこととは思えないのである。
読売新聞の記事を引用します。
中国で住民が村占拠…村長の農地無断賃貸に抗議
【上浦(中国広東省)=吉田健一】中国広東省掲西県上浦村で2月下旬以降、村民委員会主任(村長)が農地を無断で賃貸したことに抗議する住民が、村を事実上占拠する事態となっている。
警官が村周辺の道路を封鎖しているが、「社会の安定」の演出が最優先される全国人民代表大会会期中でもあり、当局は強制排除を見合わせている模様だ。
複数の住民によると、村長が今年1月、農地使用権を投資会社に50年間賃貸する契約書に署名し、これに反発する住民が抗議行動を展開。2月22日に村長が雇った男数百人が刃物や短銃を持って村に入り、住民約3000人と衝突したが、住民側が撃退したという。
事態を重く見た掲西県当局は村長を拘束、投資会社との契約も撤回させたが、住民は、村長選挙実施などを求めて抗議を続けている。
(2013年3月6日22時38分 読売新聞)
事件の真相は、町長が勝手に村の土地の使用権を売ってしまったということみたいだ。中国は土地の私有が認められない代わりに使用権が存在するわけだが、その使用権を村長が村民の許可なく売ってしまったということで村民が怒ったとか。オレはこの記事にある「住民側が撃退」という部分が気になるのである。そして刃物や短銃を持った数百人の武装集団を組織できるほど村長にはゼニがあるのか。この武装集団というか私設軍隊を構成してるのはどんな連中なのか。日本の広域指定暴力団でも数百人の武装集団で攻撃を仕掛けるなんてことは決してないだろう。中国にはそんな大人数の部隊を繰り出せる裏社会の組織があるということなのか。
多くの死者が出るような衝突が起きていて、そこに政府が介入して事態を収拾することもできずに村民による村の占拠が続いているという。これはもはや「内乱」である。そのような自国に不利なニュースは報道規制を行うはずの中国からなぜこの事件が漏れたのかということも興味深いのである。
こうした内乱の起きるような可能性が中国全土に多く存在するのだとすれば、かの国の治安はまことによくないということになってしまう。反日デモで日本企業の工場を破壊したり、商店で略奪したならず者集団と、今回事件で村を襲撃したならず者たちにはどこか同じ香りがするのである。背後で操ってるのはもしかしたら党幹部などの権力の中枢にいる連中なのかも知れない。
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