2012年12月04日(火) |
即席なのにまっすぐな麺なのである! |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
カップヌードルに代表される「即席麺」の麺の形状は縮れているものであるのがお約束だった。しかし、日清食品はまっすぐな麺、いわゆるストレート麺を開発して商品として投入してきた。ふつうのカップ麺よりも日清のストレート麺はやや値段も高かったのである。しかし、競争の激しい業界である。サッポロ一番のサンヨー食品も類似した商品を投入してきた。さて、そこでこういう争いの発生である。
ストレート麺似ている…日清がサンヨー食品提訴
日清食品ホールディングス(大阪市淀川区)は3日、即席麺の製造法に関する特許を侵害されたとして、「サッポロ一番」で知られるサンヨー食品(東京都港区)と、同社グループの太平食品工業(前橋市)を相手取り、特許侵害の差し止めと2億6652万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしたと発表した。
日清食品によると、同社は麺同士がきれいにほぐれ、食べる際に真っすぐになる即席麺を大量生産できる「ストレート麺製法」に関する特許を2009年に取得し、「日清のどん兵衛」などの製造に活用してきた。だが、サンヨー食品が「サッポロ一番」の一部製品を作る際に形成される麺の形状が、日清食品の製法でできる麺の形に似ており、特許権を侵害されたと主張している。
サンヨー食品は「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。
(2012年12月3日19時57分 読売新聞)
食い物がこういう特許訴訟の対象になるのはなんとも情けない気がする。さて、後発のサンヨー食品は果たして「パクリ商品」を出したのだろうか?
それが類似品なのか、それとも全く別物なのか、その決着は難しい。しかも裁判官というあまり即席麺に縁のなさそうな方々がこの判定を行うのだ。果たしてまっとうな判決が下せるのかという疑問も生じる。
オレはこういうものの決着は「おいしさで勝負」と思うのである。この二つの商品が裁判の対象になって、そしてもしもサンヨー食品側が敗訴したとする。するともう商品を販売できなくなるわけだ。しかし、もしもサンヨー食品の製品の方が美味しかったとする。そうなるときわめて理不尽な結果になってしまうのである。日清は自社製品よりも美味しいライバルを裁判で蹴落としたということになり、きわめて不名誉な結果となるのである。
まずい方が負けるのはオレは気にならない。しかしうまい方が負けるというのは納得いかない。だからこの裁判では法廷に両方の製品を持ち込んで、裁判官や弁護士などみんながその即席麺を食べ比べて、その結果を裁判の判決に十分に役立てるべきなのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館