2012年11月13日(火) |
哀れな窃盗犯たち |
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窃盗というだけですでに同情の余地はないのだが、ただこんなつまらないもののために窃盗犯として捕まってしまうのもなんだかかわいそうという場合もある。そうした事件が2件新聞にあったので引用したい。どちらも読売新聞である。
ずっしり重い募金箱、盗んでみたら中身は土のう
大分県警別府署は12日、同県別府市浜脇1、無職坂本文一容疑者(65)を常習累犯窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、5月2日から同月7日の間に、同市上野口町の市役所1階に設置されていた東日本大震災の義援金用の募金箱(時価2万円相当)を盗んだ疑い。義援金は、盗まれる前に職員が回収しており、募金箱の中に現金は1円もなく、代わりに盗難防止の土のう(約10キロ)が入っていた。
募金箱は背面が壊された状態で、近くの別府公園のトイレに放置されているのが見つかっていた。坂本容疑者は容疑を認めているといい、同署は「たくさん金が入っていると思い込み、喜んで盗んだのだろうが、悪いことはできない」とあきれていた。
(2012年11月13日07時51分 読売新聞)
女性が置き忘れた財布を盗んだ41歳大学生
宮城県警仙台東署は12日、仙台市宮城野区鶴ヶ谷、福島大学4年依田信容疑者(41)を窃盗の疑いで緊急逮捕した。
発表によると、依田容疑者は11日夜、同区のスーパーで、同市青葉区、女子専門学校生(19)が電子レンジの上に置き忘れた現金1310円入りの財布(5000円相当)を盗んだ疑い。財布の紛失に気付いた専門学校生が通報し、駆け付けた同署員が店内の防犯カメラに映っていた依田容疑者を確認し、まだ店内に残っていたところを取り押さえたという。(2012年11月13日07時29分 読売新聞)
募金箱を盗むというのは、そこに募金した人たちの善意を踏みにじる行為であり言語道断なのだが、中味がなんと土嚢だったという訳で、骨折り損のくたびれもうけとはまさにこのことである。「いっぱい入ってるっぜ!」と喜び勇んで壊してみたところ中味は土嚢だったというわけで、「だまされた!」と怒り狂ってると逮捕されるというなんとも情けない話である。
一方2件目の、スーパーで置き忘れた財布を盗んだ方だが、まだ店内にいたというのが笑わせる。自分がふだん利用してる店でこういう窃盗をして見つからないわけがないのだが、平気でそんなことをしてしまうその浅はかさにオレはあきれるのだ。しかも福島大学在学中の41歳、いったい何学部なんだろうか。この逮捕によって退学処分になるのならなんとももったいない話である。
犯罪は引き合わない。それによって失うものがあまりにも多い。特に正業に就いていたり社会的地位の高い人にとって犯罪とは引き合わないものである。だから犯罪を減らすには失業者や無業者を減らしてみんなに何か仕事をさせるのが一番なのだ。治安の悪い国というのは基本的に失業率が高い国である。
ちなみに政治家や官僚が犯罪をするのは、彼らが絶対につかまらないという自信があるからである。もしも捕まるという不安があれば彼らは絶対に犯罪に走らないだろう。これはいかに警察がそういう連中を甘やかして放置しているかという証拠である。
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